長男出産後、私だけが心の中で「ダウン症!」と叫びましたが、周りの先生や看護師さんは、普通の健常児と変わらない我が子への扱い。
もちろん、私へも何の説明もなし。
「え?ダウン症じゃないの?健康な普通の子?」という期待が私の中でムクムク膨れます。
長男を産んだ病院は、大きい病院ではなく、小さな町の産婦人科病院。病院自体の説明責任のマニュアルも当時はなかったのではないかと思います。
五日程の入院で、三日目のお昼頃に、先生からお話したいことがあるから、旦那さんも明日は同席してもらえないか、という話がありました。旦那に予定を聞くと、忙しいからその時間は無理、と。。。
私一人で話を聞くと伝えた時の看護師さんのうろたえ振り。。
今思い返すと、かなり変な感じでした。
次の日、診察室で先生から「お子さんの顔付きから、ダウン症の疑いががあります。今のところ、心臓疾患などはないと思いますが、キチンとした検査を大きな病院で受けて下さい。」と言われました。
しきりに「確定ではないです。五分五分の確率ですね。」とおっしゃってました。
五分五分って、便利な言葉ですね。
私は、まだことの重大性が理解出来ず、基本的な質問だけして診察室を出ました。
私は、自分の入院中の部屋に戻って、泣きました。