今週末に行われる阪神2200m エリザベス女王杯について、血統から考えてみます。
先日にも書いたように、今年はやたらとディープ産駒が多いです。そこが悩ましいところでもありますね。
ディープ産駒は当初マイルなどの短い距離に良績が集まり、長い距離は不利だと言われてきました。
ですが中長距離をこなせる馬もでてくるようになり、実はオールマイティーな血統だとわかりました。
そうです。ディープはスピードもスタミナもある血統です。まあ当のディープの戦績をみてもわかりますが。
じゃあ今回のディープ産駒は全部いいのかと言えばそんなことはないと思いますね。やはり傾向があります。
違いが出るのは母父の血統ですね。米国血統が色濃いとクラシックなどスピードに秀でたコースに強くなります。
ラヴズオンリーユーやリアアメリアは米国色が強くてクラシック向きな血統と言えますね。これがネックです。
今回の阪神2200mはスピードも要りますが、スタミナが問われるレースになりそうです。これは欧州系が有利。
つまり母父に欧州系の傾向がある方が今回は有利だと考えます。ここがディープ産駒の分かれ目になります。
センテリュオも母父は米国系ですが、母母父がノーザンテーストだし、血統的にスタミナの補完がありそうです。
ソフトフルートは母母父がストームバード系ですが、秋華賞を見る限り父の欧州系のスタミナが反映されてそう。
他のディープ産駒は軒並み欧州系を内包してますね。中でもサラキアやサトノガーネットはスタミナありそう。
ラッキーライラックは父はオルフェでいいですが、母父、母母父が米国色が強くてその点がかなり不安です。
ノームコアは母父がクロフネですが、妹があのクロノジェネシスなので、父変わりがどうかと言う感じです。
血統的にスタミナがありそうなのはエスポワールですかね。先行して粘れば面白いと思います。
ここまで書くと、なんだか上位3強は血統的には不安だらけな感じがしますね。ノームコアがいい方か。
また一晩考えて明日の最終結論を出したいと思います。