hide、20回目の命日に献花式を開催。国内外のファンが想いを馳せる
hideが旅立ってからちょうど20年目となる本日2018年5月2日に、8年ぶりとなるファン参加による<hide Memorial Day 2018〜献花式>が開催された。
祭壇中央には、hideの遺影とともに、彼の歴史を彩ってきた16本のギター、13着の衣装を展示。活動後期のメインとなっていた通称“イエローハート”のBurny MG-Xとレコーディングで活躍していた1959年製のGibson Les Paul Standardの2本が中央に置かれていたのが印象的だった。また、祭壇後方のモニターには、ライブ写真やオフショット写真、またライブ映像などが流され、在りし日のhideが蘇っていた。
会場2階のバーでは、記念マドラー付きのメモリアルデイ限定のカクテルを販売。PINK(アルコール)、 ORANGE(ノンアルコール)というhideを象徴する2色が名付けられたカクテルは、どちらもフルーティで飲み心地がよかった。
CLUB CITTA’には、日本全国に止まらず、海外から訪れたと思われるファンの姿も見られた。涙ぐむファンも少なくなく、20年経った現在においてもファンにとってhideの存在は大きなものであることを強く感じた。
献花を終えたファンに、話を聞いたところ
「X JAPANを見て、hideのファンになって。ずっと「子 ギャル」などを聴くことができなかったけど、20年経った今日、その気持ちにひと区切りをつけるために来ました。これからはhideの曲を聴けるようになると思います」(女性ファン)
「僕はhideが亡くなった1ヵ月後に生まれたので、これまで動画でしかhideに触れたことがなかったんです。hideの一番の魅力は、みんなを包み込むようなやさしさ。人間性を含めて、すべてが訴えかけてくるんです」(男性ファン)
という言葉が印象的で、hideというアーティストの偉大さを再確認させられた。
photo by HIDEO CANNO(CAPS)