国会用語ですが | 衆議院議員 高木毅オフィシャルブログ Powered by Ameba

国会用語ですが

法案を吊す 降ろすと言う言葉があります


政府からあるいは議員から提出された法案を現時点で委員会で審議することが適切か否かを判断して吊したり委員会に降ろしたりしましす


私は今野党(残念ながら)議運理事としてその判断をする立場にあります


委員会が別の法案を抱えている時に降ろすと今審議している法案の扱いがどうしても雑になってしまいます
与党はとにかく早く法律を成立させたいと考えるからです


又 法案よりも優先して審議する必要があるときには法案を徒に降ろさないこともあります

今ならさしずめ「政治と金」「普天間基地移設」「ギリシャ発の経済金融問題」等がそれに当たると思われます


しかし与党は私達のそうした主張をまったく無視して今日強引に11本の法案の吊しを降ろしました


重要課題の審議もせずにただ法案を通すだけの国会運営を進める与党の横暴はとても許されるものではありません


与野党が丁寧に話し合いをしながら合意の上で国会を進めて行くことこそが民主主義でありそれが「民意を反映した意味のある国会」といえるのではないでしょうか