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各地に大変大きな被害をもたらした台風19号。

被害の状況が判明するにつれ、

その凄まじさ、影響が日に日に

大きくなっています。

 

みなさんのお住まいの地域は大丈夫でしたか?

この度の台風で被害に遭われた方々に、

心よりお見舞いを申し上げるとともに、

1日も早い復旧を願っております。

 

しかし、そんな大変な状況の中で、

「またもや」政治家の失言がありました。

 

今回の台風被害を受けて10月13日に行われた

自民党の緊急役員会のあいさつで、

二階俊博幹事長が 

 

「予測されて

 色々言われていたことから比べると、

 まずまずで収まったという感じだ」

 

と発言しました。

 

10月16日現在で

74人の死亡が確認され、

52河川で決壊し、

未だ全容がはっきりしていない災害を

 

「まずまず」

 

と言える感覚にあぜんとします。

 

 

 

二階俊博幹事長経歴

 

1939年2月17日和歌山県御坊市に生まれ、

現在80歳。

 

父親は和歌山県議会議員。

 

中央大学法学部を卒業後、

静岡県選出の衆議院議員で建設大臣を務めた

遠藤三郎の秘書となります。

 

遠藤議員の死後、地元和歌山に戻り

1975年に和歌山県議会議員選挙に立候補して当選。

2期務めます。

 

国政には1983年の衆議院選挙に

旧和歌山2区から立候補し、

5万3611票を獲得。2位で当選を果たしました。

それから現在まで連続当選をしています。

 

1993年に当時の

宮沢内閣不信任決議案に賛成して

自民党を離党し、小沢一郎議員らと共に

新生党結成に参加。

 

その後も側近として、小沢一郎議員と共に

「新進党」「自由党」と政党を渡り歩きます。

 

しかし2000年には、

「自由党の政策が実現されない」として

「保守党」を結成。

翌2001年には幹事長に就任しています。

 

2002年に保守党の後継政党である

「保守新党」でも幹事長に就任しましたが、

203年の衆議院選挙で保守新党は惨敗。

自民党に吸収されて、

二階氏は自民党に復党します。

 

 

 

二階幹事長失言「失言は毎日、仕事だから」

 

二階幹事長は今回ばかりではなく、

これまでいくつかの失言をしています。

 

【失言その1】

今年の6月に徳島市で開かれた、

参院選比例区立候補予定の現職議員の激励会で、

土地改良事業関係者らを前に

 

「選挙を一生懸命頑張ったところに

 予算をつけるのは当たり前だ。

 そういうことをやらないと

 自民党の存在価値がない」

 

と発言。

 

【失言その2】

また、2018年6月には

東京都内で行われた講演後の質疑の時に、

 

「この頃はね、子どもを産まない方が

   幸せに送れるんじゃないかと

   勝手なことを自分で考えてね」

 

と、発言。

 

 

【失言その3】

また2017年4月には、

中国の武大偉(ウーターウェイ)

朝鮮半島問題特別代表との会談で

 

「失言は毎日、仕事だから」

 

と冗談めかした調子で発言しています。

 

 

 

いいのでしょうか?

 

今回の失言にあまりに驚いたので、

二階幹事長について調べてみると、

出るわ出るわ、失言の数々。

 

最後には

 

「失言は毎日、仕事だから」

 

とまで発言し、それ自体がまた

失言となっています。

 

さらに驚くのは、今回の台風19号に関する発言も

当初は撤回をしませんでした。

 

その後、この発言は撤回がされますが、

マスコミが報道する映像や画像を見て、

さらには最前線で最新の情報に

触れている立場の人が、

 

「まずまずで収まった」

 

という認識でいたというのは

間違いが無いことであり、

その発言によって傷つけられた人の想いは

 

「うっかりだった」

 

では済まされません。

 

しかし結局のところ、

こういった人を選んでいるのは我々です。

 

今回の二階幹事長の発言に、

 

「何をいってるんだ、この人は!」

 

「政治家としてダメじゃないか!」

 

「彼が幹事長の自民党ってどうなんだ?」

 

と思ったのなら、それを発言するだくでなく、

選挙の投票でその意思を見せないと、

また同じ繰り返しになってしまいます。

 

政治家は

 

「選挙の時に何を約束するか」が、

 

価値の尺度ではありません。

 

「当選後に何を言ったか、何をやったか」

 

で価値をはかられるべきです。

 

今回の二階幹事長の発言を

決して忘れてはいけません。

 

次の選挙になった時

今回の二階幹事長の発言を思い出し、

どのように投票するかを考えねばなりません。

 

娯楽がいっぱい、情報が多すぎるの現代社会。

私たちはただでさえ忘れやすくなってます。

 

 

何だかんだ言っても

未来を選んでいるのは私たち自身です。

そんな人間の有り様を、

かのアインシュタインはこう言っています。

 

「神がサイコロを振ることはない」