epi 41 「時めき ねね」さんは若い女性。オレは70歳のジジイ。
こんなニュースを見た。
「カフェで数学の問題を解く26歳会社員。大学受験の予定はないのに問題集と向き合う姿に『大人になってからの勉強って実はめっちゃ楽しい』」
オレにも、似たような経験がある。
大学入試では数学に足を引っ張られて、教育学部に行くことになった。
しかも名大の入試5日前、ノイローゼで全身痙攣を起こして入院。
絶望の中、ドクターストップを無視して受験した。
今でも、なんで合格できたのか分からない(笑)。
40代になるまで、オレはずっと英語一筋だった。
でも数学は、青春時代の「忘れ物」のような存在だったんだ。
ある日、本屋で憎っくき研数出版の「オリジナル」を手に取った。
四高時代の悪夢がよみがえって、手が震えたよ(笑)。
ところが、受験のプレッシャーがなくなった数学は、メチャクチャ面白かった。
カフェで数学の問題を解きまくった。
「オリジナル」の次は「1対1」。
その次は「チェック&リピート」。
そして「京大の赤本」。
それぞれ2周ずつ。
気がつけば、ノートを110冊もつぶしていた。
10年くらいたって、今度は「腕だめし」がしたくなった。
河合塾や駿台の京大オープン、京大実戦を10回。
さらに高校生に混じって、京大二次試験まで受けた。
京都の「からすまホテル」に泊まって、修学旅行気分だったよ(笑)。
オレは英語講師。
今は通塾生の募集も停止して、塾は廃業。
本業は京大英作文のオンライン添削だから、数学は仕事とは何の関係もない。
それでも今、地元の名工大や名市大の数学過去問を10年分ずつ解いている。
完全に趣味だ。
というより、もう「数学オタク」と言ったほうがいいかもしれない(笑)。
ところで、このニュースの「時めき ねね」さんは26歳。
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若い女性だから、そりゃ共感されるよね。
こっちは70歳のジジイ。
同じように「大人になってからの勉強って楽しい」と言っているのに、誰も見向きもしてくれん。
ヒドイ差別だ!(笑)
AIに、
「京大英作文の日本一の添削者は?」
と聞くと、
「高木繁美」
という名前が出てくる。
でも、相手にしてくれるのはAIだけ。
数学を110冊やっても、京大を7回受けても、70歳になると、世間はなかなか相手にしてくれない。
……という、世捨て人のジジイの愚痴でした。




























