
辰年といえば、龍の絵本を、
リトミックや、ピアノのレッスンでも
紹介していきたいと思います。
毎年、その年の干支に因んだ絵本を使って、
レッスンしています。
(年齢によって、合うところは…)
私のお勧め![]()
「りゅうのめのなみだ」
恐れられている竜は、実は心の優しい竜、
というお話。
言葉の韻やまとまりが、
言葉のリズムになっています。
リズムパターンや、
竜や男の子とのやり取りが、
様々な表現活動につながります。
大好きな、いわさきちひろさんの絵、
浜田広介さんのお話です。
ひろすけ絵本といえば、
「泣いたあかおに」も有名です。
竜と、鬼、どちらも人間から恐れられている、
架空のものです。
人の優しさや暖かさに触れて
本当は、人間と仲良くしたい。
そのために、自己犠牲を払って、
何かの、誰かの役に立ちたい。
どちらの作品にも、そんな共通の思いがあります。
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「たつ」
といえば、もう一つは、
たつのおとしご
はらぺこあおむしで、有名な、
エリックカールの作品です![]()
タツノオトシゴのお父さんが、
海を旅しながら、
珍しい色々な生き物に出会います。
お腹に、赤ちゃんをたくさん抱えて…
やがて、赤ちゃんは、旅立っていきます。
お父さんが、お腹の中で、
子育てする甲斐甲斐しさ、
エリックカールの色彩の使い方が、
素敵です。
以前、BSプレミアムで、
エリックカカールの追悼アーカイブ番組が、
放送されていました。
子ども達と一緒に、
森や野原、川、様々な自然の世界に
出かけて、直接葉っぱや花、昆虫や生き物に
触れたりして、葉っぱなどは、持ち帰ります。
それらを見ながら、
様々な色の絵の具を組み合わせて、
自分が感じた、色彩を幾重にも重ねたり、
ずらしたりして、筆で線や模様を書いていきます。
その中で、自分が描きたい部分を、
何度も考えて、見つけ出し、描きたい形に、
切り取り、貼っていくそうです。
普通に絵の具で書いているとばかり
思っていましたが、実に繊細に、
自然の色使いや、形を感じとり、
作られていたのでした。
そんな作風を知った人達に、
エリックカールの手法は伝わっていくのですね![]()
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レッスンでも、口頭だけですが、
保護者や、子ども達に伝えていきたいと
思います![]()
絵本を通して、豊かな感性が、
ピアノやリトミックでの表現に、
広がりますように![]()

