仕事終わりに多いのだが、一日二食、朝、夕方しか食べない事が原因と考える。
親父の転勤で、愛媛県から北海道の帯広に行った時、出前でラーメンを頼んだ。
北海道はラーメンが美味いと言うので、満場一致で出前が決まったのだ。
俺は子供ながらに不安があった。
休みの昼といえば、麺類が定番で、飽き飽きしているし、またかと言う感じがした。
愛媛の時は、ウドンが多かった気がするが、讃岐が近いと言うこともあったのだろう。
今日は、ラーメンだから仕方ないか(^^;;
注文に走るのは、だいたい俺の仕事だ。
店構えは汚く古びている。
戸を開けると、疲れたおっさんがいた。
北海道は味噌、と言う親父の一言で注文は決まっている。
子供ながらに楽しみだったのだろう、時間の経過がやけに遅く感じ、麺類と言うことも忘れ、お袋にまだかなぁ～と催促しているが、まだ5分も立っていない。
思い出すと、この頃から俺のせっかちな性分は変わっていない。
待ちに待ったラーメン登場^_^
実を言うと、味噌はあまり好きではない。
味噌汁が苦手で、好んで飲まなかった。
不安がよぎる(^^;;
しかし口に運んだ瞬間、濃厚なスープが広がり、俺の顔を笑顔にしてくれる^_^
美味い、感激、それ以来ラーメンといえば味噌になり、ラーメン好きが始まった。
子供の時に食べた味、感激を感じるラーメンはそれ以来出会っていない！
どの店でもそこそこの味は出して来る。
昔は、醤油か味噌が定番だったが、トンコツや塩など種類も増えた。
腹も減って、夜中の街を徘徊(^^;;
美味そうなラーメン屋さんを探していると、北海道ラーメンがあった。
思い切って入ってみる。
いろんな種類のメニューがある。
旭川の醤油、札幌の味噌、函館の塩、北海道を独り占めしているメニュー！
ホンマかいな？
だいたい都合良く出来てる店で、美味い店はない、と言うのは俺の自論だ。
こだわりを持たんのかいなぁ！
失敗したかな(^^;;
仕方なく、旭川の醤油にした。
俺の好きな味噌を頼み、まずかった時のショックを和らぐ為それにした。
スープをひと口、大人の食べ方だ（笑）
笑顔だ、俺の顔が笑顔になっている^_^
歳は随分とったが、あの頃の笑顔になってることは間違いない（笑）
あっという間に平らげ、夜中に食べてしまったと言う罪悪感も感じなかった！
それほど美味かった。
いろんな感動、感激は人それぞれにあるものだが、蘇ることはほとんど無い。
このラーメン屋さんは、俺の思い出を蘇らせてくれ、幸せにしてくれた！
ダイエットを気にしながら、病みつきになるのが怖い、今日この頃だ(^^;;（笑）