韓国で見つけた本物の唄 ――。ちょうど40年前の昭和61(1986)年4月、韓国発のキム・ヨンジャ(金 蓮子)や、チョー・ヨンピル(趙 容弼)らの楽曲を本とビデオで紹介する Video Book 韓国シンギング(映像販売株式会社)の新聞広告。

今や普通にワイドショーなどを眺めていても、毎日のように BTS とか TWICE の動向とか、新作 韓流ドラマ の情報が目に入ってくるもの。だが、まだ、K-POP とか 韓流ドラマ なんて言葉も存在しなかった40年前は、知っている韓国人歌手といえば、やっぱりこの二人が双璧だった。
日本での活動は、どうしても演歌系のイメージに縛られてしまうが、この二人こそが、日本国内における“元祖K-POPアーティスト”なのではないか?
40年が過ぎ、今や小顔で足が長くいビジュアルを「韓流スターみたい」と例えたり、おじさんにはとても憶えられない高速&難易度高めなダンスによるオシャレなポップスを「K-POP風の~」なんて言ったりする時代が到来している。隔世!
記憶の中では、ここから2~3年後ぐらいに特殊漫画家の 根本敬 や、音楽評論家の 湯浅学 ら「幻の名盤解放同盟」による啓蒙活動により、「ポンチャック」を知ることとなったのだが、ここから現在のK-POP人気へとつながる約40年間に、ミッシングリンク 的な何かすら感じてしまうほどのイメージの変化だ。