我が家に付いた独特なオプションのうちの一つ、「循環ファン」。
簡単に言うと、浴室に残る水分の乾燥促進のために付けた埋め込み型扇風機である。
↑付けるに至った経緯はコチラ。
↑我が家の実際の様子、ユニットバスの天井である。
元々付いている換気扇が奥のもの。
それとは別に、独自に換気扇を追加してもらった形だ。
違いは風の吹く方向。
循環ファンは、洗面脱衣室からの風を送り込んで吹き出す形となる。
ちなみに
風量:120m3/h
消費電力:3.3w
となっている。
浴室の元々の換気扇は
風量:85m3/h
消費電力:12w
なので、
むしろ循環ファンの方が風の量は強いし省エネ!いいじゃーん

この循環ファン、浴室とは別にもう一つ(廊下と洗面所間で)付けてもらっている。
理由は、浴室の湿った空気が洗面所だけに留まるよりは家全体に拡散させた方が良いよね?って感じ。
我が家は洗面所に服を仕舞っているので、浴室を乾燥させた結果洗面所が湿気るのは本末転倒なので。
↑実際の様子。廊下から洗面所へ壁を通り抜けて風が送られ、洗面所から浴室へ壁を通り抜けて風が送られる。
上の画像にも書いた通り、この2つの循環ファンは同時に動くようになっている。
浴室入り口にはスイッチがあり
↑こんな感じで2つ「換気扇」が並ぶ初見殺し
(右が浴室内の一般換気扇、左が循環ファン)
なので基本的には左の換気扇=循環ファンのみを稼働させている。
この循環ファンは入浴時以外は常に付いている。
うるさくないのか?と言われそうだが、少なくともリビングにいる間に気になった事は無い。
騒音は27.5dBだそうだ。目安としては図書館よりも静からしいよ。
↑実際の音。恐らく手元の音量をかなり上げないと気にならないのでは?と思う。
最後はリビングまで移動しているので、より音が遠ざかる感覚が分かってもらえるはず。
そんな循環ファンであるが、目的を今一度述べると「乾燥促進」のため。
その観点から言うと、付けて良かった

今のところ浴室内の黒カビとは無縁だし、乾太くんにかけずに洗面所に干してる洗濯物も一晩経ったらカラッカラ

また、温熱環境的には折角高性能な換気システムを採用して熱交換をしながら空気を入れ替えているのに
風呂の換気扇が独自に空気を外に持っていってしまうとその分だけ外気を引っ張って来なければ辻褄が合わない=温度・湿度のバランスが崩れやすいというデメリットも解消出来る。
(ただし風呂で防カビ剤など使った場合その空気をリビングに拡散させたくはないので元々の換気扇も残してはいる)
最初は理解を得るのが難しかったが、最終的には沢山考えて循環ファンを取り付けてくれたC建設にも感謝である。
そう、付けて良かったのだが…
何故今までこの記事を上げられなかったかと言うと、
その効果が「個人の体感です」に留まっていたからだ。
普通の換気扇と比べて、よく乾いている気がする…そんな事言われても、採用してない人からしたら分からなくないですか?

だってそれはもしかしたら循環ファンが無くたって可能だったかもしれない。
風呂のグレードが上がったから・家全体の換気計画がきちんと出来ているから、前のアパートよりも乾いているように思っているだけなのかも。
なのでこの「気がする」を潰してからじゃないと書けない、そう思ってしまったのだ。
特に循環ファンに興味を持つ層に対してふわっふわな内容では納得してもらえないはず!私もイヤだし採用元のオーブルデザインさんにも失礼!

…と、想いだけは一丁前にあったものの、きちんと循環ファンの効能を比較して調べるための条件が整わずズルズルときてしまった

実は一度比較写真は撮影していたのだが、うっかり気付いていなかった事として
我が家は新居に移ってからエコキュートの電気代節約の観点から「風呂のお湯を翌朝まで抜かない」生活をしており
よくよく考えたら浴槽の底に残る水分の比較が出来ていない!と写真を見返して気付いたのであった…

あと、開始時間を揃えたいのにそもそも寝かしつけでそのまま寝てしまうとか、
私の忘れっぽさが遺憾無く発揮されて朝に写真を撮りに行くのを忘れて丸一日経つこともしばしば…

そんな事を繰り返すうちに季節は冬から春、そして梅雨へ。
部屋の湿度が30%と70%じゃ結果が違いすぎるかもしれないし、条件はなるべく揃えておきたいのでもう一度やり直したい。
しかしそもそも絶対的信頼性を持つ数値が分からないと乾燥したかどうかの目安にならないじゃん!
という訳でまずはコレだよ!
↑「みはりん坊W」。性能厨の皆さんなら絶対持ってるやつ(言い方が酷い)
安いのに精度の高い「絶対湿度」が測れるので温熱環境を整えるのにとても便利なのだそう。
むしゃくしゃしたので主人の金で買った

言い訳しておくとこういう事は稀なんだから。常に散財する酷い妻みたいに思わないでよねっ!

買ったったという事後報告に対して主人は内容を確認する事もなく「最近育児で疲れてるもんね、お疲れ様」と返してきた。神対応されると急に罪悪感が湧くパターンだよね。
ちなみにAmazonの配送がめっちゃ早くて翌日には届いたのですが、想像していたよりずっと小さくて驚きました。手のひらサイズ!
ストラップもあってとても便利。これは早速活用せねば。
前提があまりにも長くなった上にこの後画像が大量になるので、実際に条件を変えて比較してみた結果は明日公開します

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↑公開した実験結果はコチラ。