今更ながらまだ決定じゃないし公開しても別に不都合もないかと思い直した。

家づくりにあたって高気密高断熱に興味を持った人なら、誰でも一度はこう思うはず。
「結局、金じゃん」
そう、至極当たり前の事なのだが性能は突き詰めれば突き詰めるほどお金が掛かるのだ札束
となるとどこにラインを引くのかで恐らく皆悩むと思う。資金には限りがあるからだ。
それに、人によってはデザインや自然素材や設備にとにかくこだわりたいだろうし…そのバランスが難しいと思う。

そんな中でも地方の庶民代表のような我が家。
見積書を頂いた打ち合わせの日に、現段階の性能値についても1枚の紙にまとめてもらって説明を受けていた。

前提をおさらい。我が家は「6地域」の区分に「約35坪の総二階」を建てる予定。
では我が家の初期段階、C建設標準仕様での性能をどうぞ。

◎Ua値:0.38
断熱性能を語る時によく使われる数値で、数値が小さい程高断熱と言える。
詳しい説明は省くが、私が目指したい「HEAT20 G2」グレードの場合は「0.46」が指標なので、クリアしているグッ

◎ηAC値:1.1
そもそも読めます?私は読めなかった。「イータエーシーち」と言うそうだ。
これは夏場にどれだけ家が日射取得するのかを示す数値で、この値が小さい程夏涼しいと言える。
6地域では国の指標が「2.8以下」なので、これはかなりいい数値と言えそうニコ
ただ、これと反対に「ηAH値」という、冬場の日射取得を示す数値(高い程冬暖かい)があるのだが今回は紙に出してもらわなかった。
その値は夏と冬のイメージからも分かる通り、ηAC値と天秤の様な関係になっているのでなかなかどちらもいい数値を取るのは難しい様子。
社長さん曰く今のところηAH値は期待した程の値にならない模様で、つまり暴論だが「思ったよりも夏涼しく冬も寒い」家になるかもしれないそうだうーん
まあ…そん時は
エアコン付けよう。

◎Q値:1.18
これも断熱性能を語る際に出て来る値だが、今は計算が簡単なUa値を示すのがメインになってQ値は旧指標みたいな扱いになっているようだ。
しかしC建設では換気での熱損失も大切と考えてQ値も計算するようにしているらしい。
Q値はG2グレードでは「1.6」が基準なのでこれも目標を達成している。わーいにやり

また、高気密を目指すために必ず知りたいのは「C値」だが、C建設では基本的に0.5と聞いているので、是非とも良い数値を期待している。

さて。
上記のような性能を試算してもらった我が家であるが、
この時に貰っている見積書の金額を「建物本体価格(税込)」と捉えると、今のところ
坪単価66万 という計算結果が出る。
ここには「土地に関する費用」は勿論だが、「外構費」や「地盤改良工事費(掛かるなら)」「カーテン代」「火災保険」等は入れていない。
どうやら坪単価の計算って厳密な定義が無いらしいので…
この坪単価から今後どこまで上がるかはオプションの匙加減になるが、これが我が家の偽らない基本スペックである。
どうだろうか。思ったより高い?それとも安い?
当然人によって受ける印象は違うだろう。
ただ、「高気密高断熱の家を建てたい」が根底にある私からすれば、程良い値段でとても良い家にして貰えるのではないか?と感じている照れ

誰かの参考になれば幸いです。