メタンハイドレートの実用化までの道のり

聞き慣れないこのメタンハイドレートとは、「燃える氷」とも言われ、

天然ガスの主成分であるメタンが、高圧・低温の海底下や凍土下でシャーベット状に

固まったものをさすようです。


1990年代には日本の領海内に、日本で消費される天然ガスの約90年分に相当する

埋蔵量があるとの研究報告も発表されているということなんですが、実は日本の

領海内に存在するこのメタンハイドレートの量はもっとすごいかもということなんですビックリマーク


将来の天然ガス資源と期待される「メタンハイドレート」を海底から採掘するための

予備試験が愛知県渥美半島沖で進んでいるようで、日本近海の埋蔵量は豊富で、

国内の天然ガス需要の10年分以上を賄えるとの試算がある位。

なぜ近海に大量に眠っているのか。また、日本はこれを活用しエネルギー依存から

脱したいですね。

メタンハイドレート その争奪戦が繰り広げられている??

日本がメタンハイドレート産出に向け掘削終了、中国でも報道ビックリマーク

独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は3月27日、

愛知県沖でメタンハイドレート産出に向けた掘削作業を終えたことを明らかにした。

中国メディアの経済日報は「2013年より本格的に始まる掘削試験の前準備であり、

世界の注目を集めている」と報じている。


「メタンハイドレート」 石炭の10倍の密度を持つメタンハイドレートは燃焼率が高く、

クリーンなエネルギーして注目を集めている。また、その埋蔵量は全世界の天然ガス、

原油、石炭を合わせた化石燃料の総埋蔵量の2倍以上とされていることが、

将来の戦略資源の1つとして重要視される理由だ。


2012年両会(全国人民代表大会、全国政協会議)期間中、メタンハイドレートの開発

及び利用が呼びかけられた中国では、南シナ海とチベット高原に大量の

メタンハイドレートが存在していることが判明している。

その埋蔵量は13億人の中国人が今後、110年間にわたって利用が可能な埋蔵量。

  

メタンハイドレートは魅力的な資源だが、高緯度の永久凍土の地下もしくは深海海底に

存在することが一般的で、採掘には技術的困難が伴う。

現在40ほどの国がメタンハイドレートの研究調査を行っているが、

確立された開発技術プランはいまだ存在していないと言う。

  

中国でも現在、メタンハイドレートの回収実験を行っているが、採掘技術は他国に

後れをとっているのが現状で中国石油大学の教授は

「中国はいまだ実験段階にとどまっており、大規模な海底採掘にはまだ時間がかかる。

すべてが順調に進んだとしても、商業採掘が可能となるのは早くて2030年になる」

と語っている。