太陽で超巨大爆発が起こる可能性があることがわかりましたあせる


これまで太陽では起きないとされたこの現象がもし起きれば、地球規模での停電や

通信障害だけでなく、人体に影響をもたらすおそれも指摘されています。

 

赤く燃えたぎる太陽、次の瞬間、表面で爆発が起き、大きな炎が放たれます。

これは「太陽フレア」と呼ばれる巨大な爆発現象です。


太陽フレアは今年3月にも起きています。都内にある研究所では磁気を観測

していた計器に反応が・・・。実は太陽フレアが起きた際には電磁波や電気を帯びた

粒子が爆発的に放出される「太陽嵐」が発生しました。


この「太陽フレア」の100~1000倍ものエネルギーを放つという「スーパーフレア」。


17日、通説を覆す新たな研究結果が明らかになりましたビックリマーク

 

「今まで太陽のような星ではスーパーフレアは起こらないと考えられていたのが、

今回の研究では太陽でも起こらないとはいえない」(京都大附属天文台 前原裕之博士)

という結論に達したようです。 


これまで「スーパーフレア」は恒星のそばに「ホットジュピター」と呼ばれる巨大な惑星が

なければ発生しないとされ、太陽では起きないといわれてきました。


今回、京都大学の研究グループはアメリカの衛星の観測データを解析しその結果、

太陽に似た恒星148個で「スーパーフレア」が365回起きていたことが確認

できたということです。

 

「巨大な黒点ができればスーパーフレアも起きると考えられ、太陽のような星でいったい

どう作られるか解明が必要」とか


京都大学の研究グループによりますと、スーパーフレアが起こる頻度はひとつの星で

「5000年に1回」だということです。


もし、太陽で起こった場合、私たちにどんな影響を及ぼすのでしょうかはてなマーク


「太陽フレア」では爆発によって放射線やプラズマ粒子などが大量に放出されます。


それが人工衛星を故障させる原因となったりしますが、スーパーフレアの場合、

放出される放射線などの量がさらに増えるので、宇宙飛行士にとって命に関わる

事態となるおそれもあります。


また、上空1万メートルを飛んでいる航空機でもかなりの量の放射線被ばくを受ける

可能性があります。

 

さらに、「太陽フレア」は磁場などが乱れる“磁気の嵐”を地球に降り注ぎます。

磁気嵐が発生すると、携帯電話などの通信やGPS、飛行機の運航などに障害が

起きる恐れがあります。


1989年、カナダでは太陽フレアが電力システムに影響を与え、大規模な停電を

引き起こしたそうです。


「スーパーフレア」になると、それらの事態をさらに大きく上回るものになる可能性も

あるということです。

 

「磁気嵐で送電線に意図しない大電流が流れ、停電になったり、スーパーフレアで

全地球規模で停電起きる可能性」もあるとか

京大の研究グループは「スーパーフレアが起こった『太陽に似た性質を持っている』恒星が

本当に太陽とそっくりの性質を持っているのかどうかはさらに詳しい観測で検証する

必要がある」としているようです。

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