刻々 | たかがい恵美子オフィシャルブログ「やりがい、いきがい、たかがい。」Powered by Ameba

刻々

朝の引き締まった空気に触れ、秋の深まりを実感しています。

紅葉も見頃をむかえますが、お出かけ日和を吟味しているうち、初雪に先を越されてしまうということもままあります。

私の経験では、満を持して出かけた職場の慰安旅行で、朝方から降った大雪のために予定の紅葉狩りコースが封鎖されたことがありました。

秋は運動会や芋煮会、様々な発表会やコンクールなど文化芸術的催しも目白押しですから調整は大変ですが、遠出するなら少し早めの計画がよいかもしれません。

またスキーヤーにとっては、待ちに待ったシーズン到来まであと2ヶ月程。良いコンディションで滑れる日を、ひたすら楽しみにしている頃でしょう。

…秋を惜しむ気持ちと冬を急く気持ち、どちらもよくわかります。

そして、この四季の移ろいと彩りこそが、日本独特の文化や味わいの源だと感じます。

日本では限られた期間のうちに季節が巡り、そこで様々ないのちが廻っています。

祖先から譲り受けたきめ細やかな感性を国民一人一人がそなえ、多様性にも柔軟に対応できる。

こうした、言わば国民力に恵まれた日本は、国外から見るとかなり奥深く、相当に手強い国柄と言えそうです。

しかし一般に‘己の姿は見えにくい’と言われます。

次代へとつながる日本の成長戦略を、これからより鮮明に推し進めるうえでも、私たち自身が、自らをよく知ることに、大きな意味がありそうです。

一例として、最近の日本について、海外の要人等から尋ねられた点を並べます。

鉄道網、車、特養、サッカーコーチ、介護ロボット、映画祭、アニメ、日本語教育、代替エネルギー、温泉…。

対象や場面によって話題は様々でしたが、それぞれに‘日本独特’を意識したうえでの投げ掛けでした。

こうした機会を振り返ると、国内には私たちの気づいていない日本ブランドが、たくさん眠っていると感じます。

当たり前と見過ごしがちな日本の特性や個性を少しずつクリアにし、その認識を改めて共有する。その取り組みを通じて国民としての自信や誇りを強め、日本ならではの次なる成長の機会を掴んでいく。

こうした考え方も重要ではないでしょうか。

四季の変化と豊かな彩りが育む国の新たな船出。明日はいよいよ召集日です。時間を大切に、真摯に活動して参ります。