ゼロ
紀伊半島の大海原は、今日も紺碧の輝きを放っています。
…なんと美しく、逞しいうねり。
車窓に映る、その‘いつも通り’の絶景に眼を奪われ、やがてじんわりと熱いものが込み上げました。
人々の愛する故郷での暮らし、それを守らなければ!場所は違っても、思いは同じです。
被災地から遠く離れたこの町にも、家を無くし友を亡くし、思い出を失った子供たちが避難してきています。
この土地で進学し、これからの生活を着実に築いていこうと、みな前向きに励んでいます…、
あれこれ話すうち、半夏生の今日、明石地域ではタコを食べる風習があるのだと聞きました。
及ばずながら、たかがいも’タコ焼き’をいただきました(大好物ですから)。
「吸盤の如くキュッキューッと、稲の根が田んぼに浸透していきますように。そして、新しい生命の恵みを授かりますように」願いはみな一緒です。
もしかするとこの思いはいま日本国民だけでなく、世界中の人々が抱いているのではないでしょうか。
そうやって田んぼに目を転じると、稲のミドリはますます生き生きと焼き付くようでした。
時は確実に刻まれている、そう感じます。
衆議院で70日の会期延長が決定されてから早や10日以上。国会では何ひとつ審議されない時が経過しています。
私はこのことに、怒りを禁じえません。
何を置いても東日本大震災からの復興を進める!すべてに優先してここに集中する!という意思はなかったということなのでしょうか。
「国民が再び希望を持ち、笑顔で日々の暮らしを営むことのできる時」私はその日を出発の日にしたいです。
その日が‘ゼロ’の時。
一刻も早くゼロ地点に辿り着けるよう、私は心ある人々とともに、必要なこと・できることを、精一杯あきらめず、誠実に実行して参ります。
対立からは何も産まれない、文句を言うだけでは問題を解決できない、助かる命も救えない。
これ以上、国民の未来への希望を消耗させるわけにはいかないのです。
だからこそせめて、いま未来を勝ち取るために闘っている人達にお伝えします。
故郷を愛し・命の現場に立つ者は、例えどんな苦境に立たされようと、いまできる最大限の努力を続けますと。
国民の生きる力を守るのは、けして肩書きではありません。
このような事態を前に私は、いまを生きている私たち一人一人こそが、次代への希望の繋ぎ手なのだという思いを強くしています。
その覚悟を持って現場に立っている。
同じ思いで闘い続けている仲間とともに、故郷を愛する仲間とともに、希望を抱き続けたいと思います。
小さな一歩でも力を合わせて少しずつ、そして一日も早く、出発地点に辿り着こうではありませんか。
…なんと美しく、逞しいうねり。
車窓に映る、その‘いつも通り’の絶景に眼を奪われ、やがてじんわりと熱いものが込み上げました。
人々の愛する故郷での暮らし、それを守らなければ!場所は違っても、思いは同じです。
被災地から遠く離れたこの町にも、家を無くし友を亡くし、思い出を失った子供たちが避難してきています。
この土地で進学し、これからの生活を着実に築いていこうと、みな前向きに励んでいます…、
あれこれ話すうち、半夏生の今日、明石地域ではタコを食べる風習があるのだと聞きました。
及ばずながら、たかがいも’タコ焼き’をいただきました(大好物ですから)。
「吸盤の如くキュッキューッと、稲の根が田んぼに浸透していきますように。そして、新しい生命の恵みを授かりますように」願いはみな一緒です。
もしかするとこの思いはいま日本国民だけでなく、世界中の人々が抱いているのではないでしょうか。
そうやって田んぼに目を転じると、稲のミドリはますます生き生きと焼き付くようでした。
時は確実に刻まれている、そう感じます。
衆議院で70日の会期延長が決定されてから早や10日以上。国会では何ひとつ審議されない時が経過しています。
私はこのことに、怒りを禁じえません。
何を置いても東日本大震災からの復興を進める!すべてに優先してここに集中する!という意思はなかったということなのでしょうか。
「国民が再び希望を持ち、笑顔で日々の暮らしを営むことのできる時」私はその日を出発の日にしたいです。
その日が‘ゼロ’の時。
一刻も早くゼロ地点に辿り着けるよう、私は心ある人々とともに、必要なこと・できることを、精一杯あきらめず、誠実に実行して参ります。
対立からは何も産まれない、文句を言うだけでは問題を解決できない、助かる命も救えない。
これ以上、国民の未来への希望を消耗させるわけにはいかないのです。
だからこそせめて、いま未来を勝ち取るために闘っている人達にお伝えします。
故郷を愛し・命の現場に立つ者は、例えどんな苦境に立たされようと、いまできる最大限の努力を続けますと。
国民の生きる力を守るのは、けして肩書きではありません。
このような事態を前に私は、いまを生きている私たち一人一人こそが、次代への希望の繋ぎ手なのだという思いを強くしています。
その覚悟を持って現場に立っている。
同じ思いで闘い続けている仲間とともに、故郷を愛する仲間とともに、希望を抱き続けたいと思います。
小さな一歩でも力を合わせて少しずつ、そして一日も早く、出発地点に辿り着こうではありませんか。