塗りマスク

ドラッグストアへ立ち寄りました。

あれもこれもそれも、補充しておかなければならなかった日用品が次々と、目につきます。

旅の途中に生活雑貨を買い込むわけにもいかず、自分を諌めながらレジに並びました。

すると妙に、迫りくる陳列棚が気になりはじめました。

そこには、ちいさなチューブ入り塗り薬が、ぎっしりと積まれています。

‘鼻に塗る’すると
‘花粉が付かない’だから
‘もう悩むことはない’

という説明。

なるほど、これだとマスクをかける煩わしさもなく、薬を飲む心配もなく、そして何より、ムズムズ・イライラ、息苦しい思いをしなくてすむようになるのかもしれません。

発想がユニークだ！と感激しました。

だからつい、「へえ！面白い商品が売り出されたのですね」と、声をかけました。

それまで無表情にレジ打ちをしていた店員さんは、即座に「はい！一日に何１０個も売れています」とうれしそう。

「これを鼻の穴の下に塗れば、花粉は滑り落ちますから！」

…ホントに苦しい人は、目のまわりにも塗るんだろうな～。口のまわりにも、塗るだろうな。一本何グラム入りかな。

…と、そんなことを考え、じーっと売値を見つめました。

ひどいアレルギー反応が咽にでる人もいます。

そういう場合は、気道が炎症で腫れあがり、息ができなくなるなど、喘息様発作で苦しむこともあります。

症状を出さないためには、原因物質の刺激を受けないようにすることが大事。

この方法でそれができるのならいいのだけれど、と思いました。

今年の花粉症対策グッズは、「鼻マスクと鼻クリーム」、この二つが話題を呼びそうです。