何からたべる? | たかがい恵美子オフィシャルブログ「やりがい、いきがい、たかがい。」Powered by Ameba

何からたべる?

目の前に、たくさんの食べ物が並んでいます。

 まんじゅう
 イチゴ
 おかき
 さしみ
 みかん
 おもち
 チョコ
 おにぎり
 ぽんかん
 天ぷら
 ケーキ
 焼き芋
 クッキー
 茶わん蒸し
 きんかん
 サンドイッチ

これらは、ここ数日の間に、本当に目の前に登場した食べ物の例です。

みなさんだったら、何から召し上がりますか?

どれもおいしそう!迷いますね。

たかがいも、大いに迷います。どれも嫌いじゃありませんし。

…だけど、何か足りないような気がしませんか?

このなかには、野菜と乳製品、それにきのこや海藻類が主役のメニューは登場していません。

その一方で、油分、糖分は、ふんだんに登場しています。

普通に暮らしていれば、おのずと栄養バランスは保てる、と言う方がいます。

しかし実際は、常に意識していないかぎり、健康的な食生活を維持することが難しい。

それが現代ですね。

かつて‘飽食’という表現がよく使われた時期がありました。

いわゆる団塊の世代と称される方々は、とくに時代の変遷をつぶさに見てきた方々ではないでしょうか。

…モノが少なかった時代から、望めば何でも手に入ると思える時代へ。

さらに、望むと望まざるとに関わらず、多くのモノが用意された時代へ。

人の生活に最も身近な食べものも同じで、いまは鍋・釜・包丁がなくても暮らせるようになりました。

調理しなくても、その日その時に食べたいものを調達できますから。

しかし、日本国民のカルシウム不足、妊婦の葉酸不足は改善の見通しが立たないまま推移しています。

健康食品やバランス栄養食は、次々に商品化され、とぶように売れています。

糖尿病は予備軍まで含めれば、国民の10人に一人以上に潜在するとされています。

…いまに至って、‘飽食’の本当の恐ろしさが現れてきているように思うのです。

その深刻さが増しているようで心配なのです。

モノをあふれさせたことが問題なのではなく、モノを選べなかったことが、取り返しのつかない問題を残していく、ということのようにも思えます。

これからは、上手な選び方を教えたり学んだり、そういうことが、いっそう重要になってくるのではないでしょうか。