家族愛サポーターのタラニです。
「まず自分が幸せになる」ことが、家族を幸せにする第一歩
親というのは、いくつになっても子どもの幸せを願うものです。
でも、ときに“毒親”と呼ばれてしまう人は、子どものため…のようでいて、実は「自分のために」子どもをコントロールしてしまう傾向があります。
だからこそ、大切なのは
「まず自分が幸せになること」。
親自身が不幸なままだと、子どもや周囲にも無意識にその苦しさを伝染させてしまいます。
これは、私自身が父との関係を通して、強く感じたことです。
幼児返りした父の「内なる子ども」と共に歩んだ2年間
この2年間、私は父の“幼児返り”に寄り添ってきました。
まるで彼の中にいるインナーチャイルド(内なる子ども)を、一緒に育ててきたような時間でした。
最初は0歳のような状態だったのが、今では精神年齢9歳くらいになり、
「ママを探して」徘徊する行動から探索期
「いやだ、いやだ」イヤイヤ期
「見て見て!一人でできるよ!すごいでしょ!」
「一人でできるもん」
「いい子、いい子して欲しい」など
といった自己承認の要求が見えてきたのです。
これは、子どもの健全な発達段階そのもの。
だから、
「一緒にテレビ観ようよ」
「これ手伝ってよ」
という彼の要求も、ただのワガママではなく「関わってほしい」のサインだと受け取れるようになりました。
彼が自然な要求のままに「育ち直し」をしていると腑に落ちると
すると不思議と、私の対応も変わっていきました。
やさしさや包容力が自然に増し、以前よりも思いやりある言葉がけができるようになったのです。
そして、自分自身や子ども達までもが健全な発達を促されていくようになったのです。
父が教えてくれた「人間の成長の奥深さ」
でも、最初は正直言って、戸惑いもありました。
今までの毒親の公式に乗っ取って生きていくのは親しみがあります。
けれど、俯瞰的になってみたときに、本当はどう生きて生きたいのか?
やっぱり健全な親子として愛を素直に感じて生きたいと思ったのです。
冷静で落ち着いて
まるで保育士か園長先生のような気持ちになったときに奇跡は起りました。
今では、父が私に
「人は何歳でも成長できる」
という希望を体現してくれている気がします。
そして、それは私自身の承認欲求を手放すきっかけにもなりました。
「ああ、私はちゃんと見てもらえている。大丈夫だ」と。
こうした気づきは、
4人目の子育てにも大きな影響を与えてくれています。
次のテーマは「私は何者か?」という問い
今、私自身の“発達課題”は、次のステージに入っています。
それは、アイデンティティの確立。
「私は誰で、何のために生まれてきたのか?」という問いです。
占いは、私にとってとても役立つツールです。
子どもたちのことなら、「この子は〇〇のために生まれてきたんだな」と、自然と見えてきます。
でも、自分のこと、
特に歪みに歪んでしまった父や自分自身については、
「本当の魂の声」がまだ見えづらいのです。
私の役割は“占いカウンセラー”を超えている?
最近ふと思うのです。
私は「占いカウンセラーになるために生まれてきた」わけではないのかもしれない、と。
それよりも、
「家族という場を通して、成長し続ける存在」
なのではないかと感じています。
それくらい、自分の人生の意味を深く見つめ始めています。
おわりに
家族の中で起きることは、ときに苦しいけれど、ときに不思議なくらい深い学びになります。
父から、私は
「人はいつでも育ち直せる」
という希望を信じられるようになりました。
そして、その経験は私自身を整え、
周りの人との関わり方、子育て、仕事、生き方すべてに影響を与えています。
誰かの“成長の物語”として、
この投稿が、どこかで誰かの心に届けばうれしいです。
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