こんにちは、皆様

占いカウンセラーのタラニです。

 



今日は久しぶりに父のことを書きたいと思います。


〜怒る代わりに、「よく帰ってきたね」と言えた満月の夜明け~
 

物語は2023年春。

独り暮らしをしていた81歳の父は、毎日飲み歩いて午前様。
酔っていても元気に振る舞っていたそんな父が、
家に帰れなくなりました。

ある日、道ばたで倒れ、左腕を骨折。
そのまま入院し病院から電話が来て見つかり、

退院後、車で1時間半の私の家にやってきました。

 

徘徊の理由は「ママが待ってるから、行かなくちゃ」

父は、そう言いました。

「飲み屋のママのところに顔出さなくちゃ」
私は、その言葉に愛着行動を感じました。

人が生きていく上で、一番根っこにある欲求。
「誰かが私を待ってくれている場所に帰る」

父にとっての“飲み屋”は、一番大変な時を支えてくれた場所なのだと思います。

 

2025年6月の満月の夜、父は再び家を出た

満月の晩、父は再び家を出ました。
そのまま野宿。12時間帰ってきませんでした。
翌朝、無銭飲食で警察に保護されました。


 

「よく帰ってきたね」と言えるようになった

私も、最初は母と同じように怒っていました。
でも今は違います。

戸締まりを忘れたのは私だったかもしれない。
父は自分の自由に遊ぶことができて満足なのだろう。

だから私は、今こう言えるようになりました。

「お父さん、よく帰ってきたね」

 

なぜならば、原因は父の外側の年齢と、内側の年齢に違いがあるからだと気が付いたからです。

 

実は、人には2つの発達段階があります。

  • 肉体の年齢

  • 精神の年齢(心の発達段階)

父の肉体年齢は81歳。

そして、精神年齢は8才です。

 

ちなみに、2023年の春は精神年齢は0~3才でした。


でも私と共に暮らすうちに、それらの未発達の子供達、

 

たとえば

  • 安心して甘えることを知らない子ども

  • 頑張って役に立ちたい子ども

  • 家族の一員になりたい子ども

が、まだ生きているそれらの未完了の子供達が成熟していったのです。

 

そして私の中にもいる同じような未完了のインナーチャイルドを癒やしてから
父に向き合うことで、お陰様で

怒る代わりに、目を見つめ合うことができました。

 

責める代わりに、「ここにいていいよ」と伝える。

それが、
いまの私の親の介護スタイルです。

それが、
人生の中で、もっとも根っこにある“癒しの仕事”なのかもしれません。

 

🌷あとがき

私たちの中には、大人の顔をした“子ども”が住んでいます。

父の中にも、私の中にも。

“心の発達”がたとえ止まっていたとしても、実は、いくつになってもやり直せる

そんなことを、
私は父との日々から学んでいます。

 

 

 

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「あなたの中の“子ども”は、今、どの発達段階にいます?

①0〜1才 基本的信頼感

②1~3才 自律性

③3~6才 自発性

④6~12才 勤勉性

⑤12~20才 自我同一性

⑥20~40才 親密性

⑦40~60才 生産性

⑧60才~  統合

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