思い込みのメカニズム

『身体がノーと言うとき』

 

 

  脳神経系に思い込みが刻み込まれる成長期の長期的なストレス要因が繰返されるとp332

 

つまり、分子レベルで細胞にプログラムされ

生涯にわたってストレス反応に影響する。

 

 

環境との相互作用によって

成長モード

サバイバル(防衛)モード

のどちらかを取ることは出来るが両方はとれない

 

・ストレス要因を認識するか?

・自分の健康に対する脅威を最小限にとどめるか?

・自分を孤立無援だと感じるか?

・無力感を感じるか?

・一切の援助は不要だと考えるか?

・自分は援助に値しないと思うのか?

・愛されていると感じるか?

・愛されるために努力しなければならないと思うか?

・絶対に愛してもらえないと思うのか?

 

こうしたことはどれも、細胞レベルで刻み込まれた無意識の思い込みである。

意識的にどう考えようと、無意識の思い込みが行動をコントロールする。

 

無意識の思い込みによって、

外に向かって成長と健康を手にするのか、

内に向かって防衛をするのかが決まる。

 

 

 

 

【思い込みのメカニズム】 

 

子どもが愛着を心の深いところで解釈した結果、無意識にどう感じたか

その解釈は細胞レベルで刻み込まれ、私たちがどう感じ、何をし、どう反応するかを支配する。

 

防衛モード

 

1,”自分は強くなければならない”

 

両親から精神的な援助を得られないと感じている子どもは「自分は何でも一人で出来る」という態度を身につけざるをえない。そうしなければ両親から拒絶されたと感じてしまうから、拒絶されたと感じなくてすむ方法の一つは、決して助けを求めないこと、決して自分の弱さを認めないこと、自分は何があってもひとりで耐えられるほど強いと思い込む。

ダブルスタンダード⇒人の相談には気兼ねなく親身になるが、自分にだけ厳しい要求をしている。ことは、強さとは関係がない。それは、子どもの時に経験した無力感とつながっている。子どもは無力なとき、必要以上に強くなろうとするもの。

 

2,”私は怒ってはいけない”

 

両親の喧嘩する顔を見て、ショックを受けた私は怒ることが怖くて出来なくなった。

 

3,”怒ったら愛してもらえない”

 

母は怒っても自己主張が下手で誤解されて父が離れていって、ますます愛してもらえない悪循環を過ごしていたのを見て、怒ったら愛してもらえないと思っている私が居る。でも、自己主張出来ないとお互いに分かり合えないので、健康になるためにはアサーションで自己主張をする必要がある。

 

4,”何もかも自分のせい”

 

子どもの頃、喧嘩をして傷ついている親を見ながら、それぞれの親に対して、可哀想なお父さんの世話をしたい。可哀想なお母さんの心のケアをしたいと思っていました。

だから、無理をしてでも、お世話をするいい子、役に立ついい人、良い妻、良い母になろうと相手を幸せにするために尽くして生きてきた。

 

 

5,”私は何でも出来る”

 

ふれあいや楽しさを我慢して、頑張って努力し続ければ出来ないことは無いと思っていました。祖母からそう教えられたような気がして忠実に信じていました。しかし、結婚生活では特に、いつまで経っても我慢し続け、自分だけが頑張り努力するのが当り前のような関係になって燃え尽きてしまいました。

今は、努力することが目的化してしまっては、幸せになれないことに今では気がついています。そして、一人でも何でも出来るとは思わないです。

 

 

6,”私は望まれていない、愛してもらえない”

 

母は父に気持ちを分ってもらえないことを悔やんでいました。

そんな時に、幼い私は父にかわいがってもらうことが出来なのです。

母はあの時瞬間的に私のことを嫉妬してしまったのだと思います。

私も遠慮して父にあまりかわいがられない方がいいような気がしていました。

 

大人になった今でも、私は人から愛されそうになると、母に対して罪悪感を感じてしまうのだと思います。それと、単純に愛されることは怖いことだと身体が反応してしまいます。それは、両親が愛し合いながら喧嘩を繰返す姿を見て育ったからだと思います。

 

 

7,”私は何かしなければ(役に立たなければ)存在を正当化できない”

 

特に、母親から役に立つことを強要されたと思います。それはスパルタな強制でした。家の手伝いをしないと叩かれました。

今でも、家事や料理をしないと誰かに怒られるようなストレスと感じ強迫的な気持ちが湧いてきます。

 

8,”重い病気でなければ労ってもらえない”

 

いつも、ギリギリまで助けを求めることが出来ません。

そして、求めても両親からは助けてもらえたと思えません。返って、不幸な気持ちになりました。

私にとって、人に助けを求めることは危険なことのようです。

いよいよ倒れてしまってから、救助されるので、相手に対しても大変な状況にしてしまいます。

 

 

こうしたことはどれも、細胞レベルで刻み込まれた無意識の思い込みである。

意識的にどう考えようと、無意識の思い込みが行動をコントロールする。

 

無意識の思い込みによって、

外に向かって成長と健康を手にするのか、

内に向かって防衛をするのかが決まる。

 

 

 

  治癒の根本要因は自分の中にある(思い込みのメカニズム)

                        

1.人生の見直し

2.再認識

3.もう一度知る確信に踏み込む旅をする

 

まず、抑制のある環境から自らを解放すること。