小学生の頃、お母さんが黒い犬を飼ってきた。

 

なのに、1年くらいしか、お母さんは犬を飼うことが出来なくなって

 

犬の黒を野放しにして捨ててしまった。

 

小学生の私は恐ろしく悲しかった。

 

お母さんは黒い犬が嫌いなんだ。

 

お母さんは優しくない、怖い人。

 

私は恐怖で固まった。

 

私はお母さんにもっと優しくなって欲しかった。

 

私は黒が捨てられたことで自分も捨てられたように悲しんでいたんだ。

 

その感覚は今でもありありと蘇る。

 

だけど、小学生の私にはどうしようも出来なかった。

 

本当は、お母さんを怒って恨んでもいた。

 

今は ただ、、、記憶の中

 

野放しにされてしまった黒は 保護されて

 

優しい飼い主さんにもらわれて

 

幸せな一生を過ごせていますように。