【ダブルシフト】

 

母親は父親に「噛みつく、殴る、暴言を吐く(「この二重人格、嘘つきい、最低男、冷たい男」)こき下ろしなどの」酷い扱いをする。悪態、暴言、酒を飲んで暴れる等。

 

 父親が母親に対して「きちがい、新人類、当たり前がない、でたらめ女、この馬鹿、わからない女だな、でたらめだ、」と怒鳴る。

または、父親は母親に対する怒りを出さずに我慢(抑圧)する。

 

父親の母親に対する抑圧された怒りを感じ取った娘は、父親の感情を代理して、母親に対して怒りや憎しみを持つようになる。

ここで、怒りの主体者(保有者)が、父親から子ども(娘)にシフトしている(ファースト・シフト)

娘は 父のニーズを汲み取って 食事の世話や衣服の世話を心配する。

 

父親の母親に対する抑圧された怒りを代理するようになった娘は、さらに、その怒りを女性である自分自身にも投影するようになる。

その結果、無意識に女性である自分自身を敵視し蔑み、特に、妻になったり母親になった自分自身に対して根拠のない怒りを抱くようになる。

ここで、娘の怒りの対象者が、母親から自分自身にシフトしている(セカンド・シフト)

 

こうして父親の母親に対する抑圧された怒りが、その主体者と対象者の両方を代えて(ダブル・シフト)、次世代において繰り返されるパターンとなる。

このパターンは、しばしば数世代に亘って世代間連鎖を引き起こす。

 

【娘の気持ち】

 幼い娘は母が怖くてビクビクしている。

小学生の娘は母から叩かれながら我慢して、怒りと悲しみをため込んでいる。

中学生の娘は母に敵意を抱いて嫌っている。父の味方になるが、父は回避型。。。。

結婚した娘は女である自分自身と妻である自分自身と母親である自分自身を過剰に攻撃し、責め、卑下してまだ、苦しんでいる。

誰にも分かってもらえるはずがない。

娘は自分の家族の問題を恥ずかしいことだと思っている。

母に言いたかったこと「静かにして、落ち着いて、優しい言葉で話して、他人を労わって欲しい。物分かりがよくなって欲しい。」

父に言いたかったこと「私を見て、助けて、一緒にいて、そばにいて、ココにいて、何か言って。」

 

 

 

【私はどうなりたいのか?】

私は両親との間に境界線を引いて、家族問題、仕事、人間関係などありのままで満たされて、真に幸せになりたい。