TAKA Spring Jazz Live 

盛況に終えまして、お越しいただきましたお客様、ファンクラブの会員のみなさま、本当にありがとうございます。おかげさまで、会場全体で一体感のある素敵なライブになったかなと思います。

本来でしたら、東京はもう桜が開花してもよい時期ですが、このところ少し冷え込んで、花見はもう少しおあづけです。

とはいえ、昼間は春らしい陽気になってきましたので、春の歌も何曲か織り交ぜながらの演奏となりました。

 

 

It might as Well be Spring (春の如き)

春といえば、この曲ですね。1945 年の映画 「State Fair」 の挿入歌で、リチャード ロジャースとオスカー ハマースタイン 2 世の有名なソングライティング チームによる作品です。 この曲は同年のアカデミー賞最優秀オリジナル曲賞を受賞しました。 この曲は映画の中で、女性としての葛藤を経験している登場人物マージーによって歌われ、曲のタイトルにインスピレーションを与えた一節につながりました。

 

 

歌詞は、春の気持ちに似た、落ち着かない気持ちや新しいものへの憧れを表現しています。 しかし、この曲は、実際には春ではないときにこれらの感情が起こっているという考えを巧みに利用していて、主人公は「暴風雨の中の柳のように落ち着かない」と感じており、不安感と変化への願望を暗示しています。 春ではないのになぜ春のように感じるのかという繰り返しの質問は、混乱と切望の感覚を強調する内容です。なので、この曲は、本当は春でなくても恋している季節ならいつでもよいということなのかもしれませんね。

 

Spring can Really Hang You up the Most(春は憂鬱にさせる)

ラン・ランデスマンが歌詞、トミー・ウルフが作曲した 1955 年の曲です。 タイトルは詩人のT.S.エリオットの同年に発表された作品『荒野』のエリオットのセリフ「四月は最も残酷な月だ」を暗に引用したものだと言われています。この曲は、セントルイスのクリスタル パレス ナイトクラブで出会ったランデスマンとウルフのコラボレーションから生まれました。 この曲は多くのアーティストによってカバーされ、ジャズのスタンダード レパートリーにおけるその不朽の魅力を反映しているのかなと思います。

 

 

歌詞は、典型的な春の楽しくて若返るような意味合いとは対照的な、憂鬱と幻滅の感覚を表現しています。 それは、周囲の世界が開花し前進する一方で、取り残されたり立ち往生したりする感覚を物語っています。 主人公は失われた愛と、期待していた幸福がもたらされない春の到来に伴う虚しさを思い返します。この曲の歌詞は、周囲の世界とズレていると感じている人なら誰でも共感を覚えるのではないでしょうか。

 

Fly Me To The Moon(私を月に連れてって)
タイトルは、一見、春と関係ないのですが、歌詞の中には、「Let me see what spring is like on Jupiter and Mars.(木星と火星の春ってどんな感じか見せて欲しいの!)」というフレーズがあって、ちょっとだけ春が出てきます!この曲は、Frank Sinatraの歌唱でも有名な曲ですが、新世紀エヴァンゲリオンのエンディングテーマとしても使われて、若い世代の方にも認知度の高い曲です。エヴァンゲリオンの中では、ボサノバのリズムで演奏されていて、最近はボサノバで歌われる方も多いように思います。

 

 

この曲は、恋人に対する愛と献身を表現した歌です。恋人に月へ連れて行ってほしいと願い、星の間で歌い、木星や火星で春を見たいと言います。そして、恋人に自分の心を歌で満たしてほしいと頼み、恋人が自分のすべての憧れ、崇拝、愛情の対象であると宣言します。そして、恋人に誠実でいてほしいと懇願し、愛していると告白するのですね。この曲の原題は、「In Other Words(言い換えれば)」なので、いろいろ回りくどく言ってみたけれど・・結局は、「I Love You!」なのですよね。

 

September in the Rain(九月の雨)

この曲は、1937 年にハリー・ウォーレンとアル・ダビンによって書かれた人気曲です。この曲は、映画「メロディー・フォー・トゥー」でジェームズ・メルトンによって紹介され、それ以来スタンダードとなり、多くのアーティストによってカバーされています。

 

 

歌詞の中では、茶色の葉が落ち、薄暗くなる太陽の情景を描いており、かつて明るかったものの終わりを象徴しています。 春が来たにもかかわらず、9月が繰り返し言及されることは、過去への憧れと、失われた愛の瞬間から前に進むことができないことを示唆していて、この歌が歌わるべき季節は、実は春なんですよね。

 

 

 

2024.3.23 @Jazz Bar Fill In

Piano: 山口コージ
Bass: 牛尾圭一

Drums: YASU

Vocal: TAKA

 

ご参考までに、セットリストです。

 

1. Day by Day

2. Skylark

3. It might as Well be Spring

4. I'm Glad There is You

5. Beautiful Love

 

6. Fly Me to the Moon

7. Spring can Really Hang You up the Most

8. No More Blues (Chega de Saudade)

9. But Beautiful

10. On a Clear Day

 

11. September in the Rain

12. I Want to Talk about You

13. Speak Low

14. What are You Doing the Rest of Your Life?

15. Devil May Care

 

Enc. What a Wonderful World

 

★今後のライブの予定★
4月27日(土)14:00~ すとれんじふるうつ(大磯)

7月20日(土)19:00~(時間調整中)Mj Smile(吉祥寺)
 

 

 

 

※TAKA Official Webサイト

 

 

 

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