今日は〆のお話。
今日はカードの〆日だ。
ギリギリまで使ってしまうと、
〆日は何も出来ない。
今日はそんな日。
いつもならお茶しに行ったり、
飲みに行ったり、お買い物したり。
カードで何でもアリ。
しかし何も出来ないこんな日は
ついつい余計なことまで考える。
ウチのマンションはファミリー向けの分譲
部屋の大きさにもよるが、
少なくともウチの両隣はファミリーだ。
夕方、夕食の匂いがしたりする。
そんな時、ああ、と思う。
このマンションから退去することも出来ず、
テレビも付いてない静かな部屋に
アタシはひとりぼっちでいなくてはならない
おまけに病気持ちだし、
逃げようにも外でヒマを潰すことも出来ない
同じマンションなのに、
あちらは夕食が手作りで、
アタシはレトルト。
一緒に食べるひともいない。
いただきますも、ごちそうさまもない。
美味しかったの一言もない。
アタシ、こんなにひとりだったっけ?
そう、それを選んだのはアタシだった。
こうなってもいいと思ってやったことだ。
そう思い、気持ちを取り直す。
アタシには彼氏だっている。
不倫だって立派な恋愛だ。
ウチは身体だけの関係じゃない。
互いを想い合う気持ちがあるから、
7年も一緒にいられたんじゃないか。
でも、なんで今、ひとりぼっちなんだろう
そう思い、また気持ちが塞ぐ。
微かに感じる彼からの愛情と
確かに残っているLINEのやりとり。
これでなんとか首が繋がる。
ただこんなにお天気いいのに
お出掛けも出来ず、夜遊びも出来ず、
この21年の思い出が詰まった部屋で
たったひとりでいなくてはならない。
追い討ちに夕食の匂い。
頭いたいよね。
こんな日はさっさと寝てしまいたい。
なのに、まだ19:00前。
時間は皆、平等に過ぎていく。
アタシも歯を食い縛り、時が経つのを待つ。
明日になれば、自由になれる!
アタシはさみしいなんて口にしない。
文字にもしない。
アタシはさみしさにも強くありたいのだ。