1月はコールセンターのお仕事で心身やられて、カレとの喧嘩が長引いて。おまけに前のダンナが夢に出てきて「出てけ!!出てけ!!」と叫び続ける、9年前から度々出る悪夢のせいでひどい寝違えをして二次災害・・・。風邪ひかなかっただけでも儲けもんですが。

しかし、その悪夢と寝違えのおかげでやっとこの9年、恨み続けた前のダンナのことを整理することに決めました。
それと同時に如何に自分の精神疾患と共存していくかも学びました。

アタシの場合、離婚とボーダーの確定診断の時期が近く、一気に奈落の底に突き落とされました。そりゃヤケになります。何もかもどーでもよくなります。

その地獄が9年!アタシが未熟なのか人間として幼いのか、やっぱりボーダーだからか、多分幸せになってるだろう前のダンナを心底恨み続けました。オマエだけ幸せになるんじゃない!ってね。

でもやっとそんな恨みに労力を使うのはもったいないことに気付いて、この9年に決着をつけることにしたんです。
アタシは
「運命のひとに不幸にされ、発病までして、かわいそうなアタシ」
から抜けられなかっただけなんです。
実際の現実は自分に戻れて、自由があって、実は物質的にはとても幸せな生活をしているではないか!と気付いたんです。
過去の不幸より、今の幸せに焦点を合わせることが出来るようになったということ。大きな進歩だとカウンセリングの先生が最後に言ってくれました。



以前、機能不全家庭(家族)の話をブログでUPしたかもしれませんが、今回の変化によってアタシはあることを実感しています。
それは、今回のブログの名前通り、
「アタシは演技をしている」
ということ。

機能不全家庭で育ったアタシは小さい時から自分の役目を探していたように思います。
「動ける次女」「おどける次女」
今は「手間のかからない次女」
この場合の「手間」は家族全体を見渡して、家族に心身の心配をかけず、迷惑をかけないという意味。

アタシは役目を演じることで平穏を保とうと必要以上の努力をしているんだなと思ったんです。
他人には愛想のいいひと、友達には姉御肌、出掛ければ、雰囲気を壊さないように最大限の笑顔と目配りと周囲への気遣い、カレの前では笑顔の絶えない可愛い子。
そこには本当のアタシなんていやしない。ただの演技です。
物分かりがいいのも演技。だって否定されたくないでしょ?
アタシがアタシでいられるのはウチにひとりでいる時だけ。

多分これを読んで下さる方も、アタシもそう!オレもやってる!って思うと思います。

しかしアタシの場合、誰かいるというだけで「演技」をしていなければ、自分の立ち位置が分からないんです。
これを精神科用語で「同一性拡散」といいます。
ネットでも検索すれば色々出てきますが、基本的には、自分が何者か分からない状態を指します。だから相手が求めるであろう人物を演じることによって、自分の立ち位置を見つけているのです。

こうしてひとりでいる時だけ、何者にもならなくていいからとても楽。アタシが再婚や同棲を嫌う理由。

こんな自分はまさに人格障害の中核に当てはまり、その中でも強い不安や恐怖感が強いので境界性人格障害が妥当と考えます。



多分、これこそ自分!というのは見つからない。ボーダーは永遠の探求家だから。
アタシが出来ることはせいぜいそんな自分をいたわり、自由にしてやること。

世捨て人になれるほどの強さが欲しいよ。