昼寝二時間、あっという間にこの時間


アタシはどうやら何か言いたいらしい
さっき、ママと電話で精神療法の話をしてたんだけど、ママは前回の話とは変わり、アンタが行きたいなら行けばいいと言ってくれたんだが…


やっぱり親でも実際、一緒に生活してないから、ボーダーの実態を知らなさ過ぎる
そりゃ、親子だもの、相手が何を思っているかぐらいは読める

ママがアタシの病気には関わりたくないことくらいは分かっている
表面上、主治医のところに2ヶ月に一回は通ってくれてるが、パパが一緒に行けない時なんて、アタシにまで言い訳をする
アタシはパパに精神的期待など、全く持ってないのに

つまり、親としての義務は果たしてるつもりなんだろうけど、中身は全然、伴ってない



ウチの家族はみんなそう
パパもママも姉もみんな
『お金で解決』

世界はお金で買える幸せに満ちている
実際、アタシもお金で買える幸せで生きている

お金を出せば、病院に行ける、薬が買える
寂しい時はグランに行って、お金を出して、お酒を飲んで、バーテンダーと話して気を紛らわすことが出来る

お金でほとんどの幸せは買えるのだ
アタシはそーゆー環境の中で生きてきた
パパがアタシの誕生日のお祝いをしてくれなくても、お金でケーキとプレゼントがもらえた
父親の愛情は今でもお金に換算されている

母親の愛情もアタシが働けないから、病気だから、バツイチだから、お金でアタシに愛情表現をしている

姉もそうだった
お金を渡すから、自分の薬をアタシに取りに行かせ、届けるように指示した
それが2週に1度
アタシの病院と重なる日に姉の病院にも行き、同じ薬局でふたり分の薬をもらい、姉に届けた
それを一年半
アタシが無理だと言い出したら逆ギレ
それから連絡を取ってない、これで四年


お金はヒトを動かす
ヒトはお金に揺れる

しかし、これがまたお金がない状態ではもっと悲劇
心のケアもされず、心の飢えにも気付かれず、更にお金がない…この世の終わりに近い
だから、アタシは離婚した




どうやらアタシはお金で買えない幸せの存在を否定せざるを得ない

だから今までの41年間を根底から揺るがすような、男性からの愛情が欲しいんだろうな
父親からのお金の愛情表現、元ダンナからの貧乏と愛情の足りなさ、逃げていった男達
アタシが手持ちを持つのは一瞬の偽物の愛情を得るためだけに存在しているようなもんだ
偽物でもアタシが欲しいものなんだろうな

いや、偽物でいいのかもしれない
所詮、アタシはお金で買える幸せしか信じられないのだから
目に見えない幸せを信じられるほど、アタシは子供ではなくなってしまったんだろう



悲しいことなのか

これが現実なのか

アタシはどちらでもいい

どちらでもアタシはアタシ以外にはなれないのだから









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