紡ぐしあわせ薬膳協会ホームページにて、

薬膳コラム「オートミール 燕麦」が更新されました。

 

 

薬剤師、国際中医師、国際中医薬膳師、

紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子です。

 

離乳食を始めた子のために、
娘がオートミールのお粥をつくっていました。

オートミールは
燕麦(えんばく/オート麦、オーツ麦ともいう)を

脱穀して、
調理しやすく加工したものです。


私にとっては

あまりなじみのない食材でしたが、
第二次世界大戦前、
既に国内で食糧用として製品化されており、
昭和天皇は朝食にオートミールを
召し上がってらっしゃったと
伝え聞いています。

新型コロナウイルス感染症が大流行し、
外出の制限を強いられていた頃は、
健康志向の高まりに伴い、
オートミールの需要が伸びて、
品薄になるほどでした。

燕麦は雀麦として、
本草綱目に収載されています。
燕や雀が食べるので、
このように名付けられました。
「饑(き/うえ)を充て、腸を滑する」
との記述があります。

燕麦(食性食味/平甘、帰経/脾胃大腸)には
食物の吸収をつかさどる脾の機能を

正常にして健やかにする、
消化不良を改善する、
げっぷや吐き気など上逆した気を降ろす、
お通じを促す働きがあります。

オートミールは精白していない全粒穀物で、
精白米や玄米より、

たんぱく質や食物繊維が多く、

ビタミンB1、B6、ビタミンEや

カルシウム、マグネシウム、鉄などの

ビタミンやミネラルを含みます。

なかでも、βグルカンという
発酵性食物繊維が健康効果を
期待する人々に注目されています。

 

オートミールの調理法はお粥だけでなく、
牛乳や豆乳などに一晩浸す
オーバーナイトオーツ、
様々な料理やスイーツなど、
幅広く取り入れられていて、
色々作ってみたくなりました。 

 

コラムと合わせまして、

栄養士、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師、

紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師

野田知子先生が作成してくださったのは

薬膳レシピ「オートミールのツナ入り豆乳リゾット ~梅雨の薬膳~」です。

 

 

ぜひ、作ってみましょう!