先日は、日中医薬研究会関西支部zoom例会で、

「明目 目の不調を改善する食材」というテーマで、

お話する機会をいただきました。

 

明目の食材を取り上げて、

いくつかの施膳を紹介しました。

 

牛タン(牛の舌)には、明目、

利水、清熱、袪痰の働きがあり、

 

目の疲れや

疲労、

むくみ、お小水がすっきり出ない、

のどの痛みによいとされています。

 

一頭のウシから取れるタンは

限りがありますが、

カロリーはカルビやロースより低く、

ミネラルが豊富で、

タウリン、アスパラギン酸、

パントテン酸、ナイアシン、

オレイン酸などを含む、ヘルシーな部位です。

 

焼肉用の薄切りタンに、

塩、胡椒をふりかけ、

明目作用のある菜種油で炒めて、

 

フードプロセッサーですりおろした

明目の人参、

理気のたまねぎを

加えて、炒めて、

 

印度カリー子さん伝承

クミン、コリアンダー、ターメニックを

等分で加えて、さらに炒めて、

 

トマト缶を加えて、煮込み、

塩、チリペッパーを加えて、

味と辛さを調えました。

 

カレーの調理と並行して、

うるち米に、黒米を加えて、

かまどさんで炊きました。

 

黒米にも、明目とともに、

腎を補う働きもあり、

老年性の目のかすみによいとされています。

 

目の視力には

肝血の栄養と肝気の疏泄が重要です。

 

肝が蓄える血と

腎が蓄える精は

お互い生み出しあったり、

相手の物質に変化したりするので、

精血同源といわれています。

 

目の不調には、

加齢とともに衰えてくる

腎を補うことも必要かと思います。   

 

 

比較的、時間に余裕のある

出勤日でない日の昼食にいただきました。