先日は冷え症の食療薬膳というテーマで、お話させていただきました。


冷え症の主な症状は四肢と腰の冷え、痛み、寒がり、疲れ、顔面が白っぽい、陽虚が最も大きな原因で、血虚と気滞による血瘀によるものも多く、合わさって現れることもあります。

 

陽虚による冷え症の原因は生まれつきの陽虚体質、大病や病気の長期化、飲食や過労、老化などがあり、体内の陽気が不足して温煦機能が低下し、冷えの症状が現れます。

 

これからの冷え症は腎陽虚が多いでしょう。

 

出席者には調理をされない殿方もいらっしゃるので、外食での陽虚による冷え症の食療薬膳の提案をさせていただきました。

 

例えば、フォー(ベトナム料理)で助陽補虚

 

 

フォー(米粉麺)うるち米(食味食性/甘平・帰経/脾胃、以下同様)補中、益気、健脾、和胃、除煩、止渇

牛肉(甘平・脾胃)補気、健脾、補血、強筋骨

ねぎ(辛温・肺胃)解表、通陽、散寒、健脾

唐辛子(辛大熱・心脾胃)温中、散寒、消食、開胃、化湿

パクチー(辛温・肺脾)解表、透疹、消食、降気、清熱、利水

緑豆もやし(甘寒・脾胃膀胱)清熱、解毒、止渇、解暑、利尿

レモン(酸平・肺胃)生津、止渇、清熱、解暑、安胎、化痰