氣と心身統一、MTセラピー、羽深靖則 | 羽深靖則のブログ

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羽深靖則
(ペンネーム高田忠典たかだただのり)
日本古来の民間療法、療術整体、健康法と食養生を集積研究。

氣を知り、心身統一 して、氣を補えば、楽しく元気にくらせる。

『元気、勇気、活気、気合、志気、強気、本気、気楽、陽気、根気~』『気を吐く、気持ちが良い、気が入る、気が出る、気がつく、やる気がある』などなど・・・。
これらの反対語として『弱気、陰気、内気、気が滅入る、気が重い、気にかかる、気を抜く、気がゆるむ、気にさわる』などがあります。

「病をしても、気を病むな」という言葉があります。身体の故障すなわち病は一時的に仕方のないことですが、気まで病むと弱気になり、生命力を衰えさせ、治る病も長引かせたり、悪化させたりするという意味です。
「身に病ありといえども、心必ずしも病まず」という気概が必要です。
また逆に「気が張っている」と、厳寒のもとでの水中訓練でも、風邪ひとつひかずにやることができます。

このように“氣”に対する心構えによって、病気になりにくくなったり、精神を落ち着かせたり、或いは不安がらせたりするようです。
それでは、この“氣”とは一体何でしょうか!

"氣"とは生命力です。

それは、人間や他の動植物それぞれが持っている生命力であり、更にその生命を生み出し、育んでいる大自然の“根源的な生命エネルギ-”そのものです。

私達は、この大自然に満ち満ちている大きな“生命エネルギ-”を、自分の中に取り込み、自己の生命力を最高に高めた状態で事にあたり、『日常生活や、人生全般に活用すること』が最も大切なことです。
人間には「心」と「身体」があり、その性質が全く違います。?
心 色もなく、匂いもなく、形もなく、自由自在に飛んでいける。
身体 色もあり、匂いもあり、形もあり、動きに制約を受けている。

「心」と「身体」は、車の両輪のようなものですから、バランスよく一つになって働かなければ人間の生命力は、高まりません。

「心」と「身体」の性質・関係をよく理解し、『心と身体を一つに統一』して、バランスよく「氣」や「天地の理」を重んじ、心と体をひとつにする「心身統一」が重要である。多くの問題はそれを行う人がうまく氣を使いこなしていないことや、心と体が不統一状態であることによってもたらされていると考えている。

氣を心身に満たす!
心身統一の四大原則

臍下(せいか)丹田に、意識を一点に集中し心をしずめる(集中)
全身の力みを、完全に抜く(リラックス)威張らず、恐れず、怒らず。
身体の総ての部分の重心を、その最下部におくように意識する(心身安定)
自然の氣を意識して深呼吸し食生活、氣がみなぎり、溢れる(氣の解放)

気を補う食べものとは?
高麗人参、牛肉、鶏肉、卵、もち米、米、えび、栗、くるみ、山芋、きのこ(中でも‘しめじ’)うなぎ、里芋その他芋類、豆、かぼちゃ、にんにく、シナモンなど中でも
即効性があるといわれているのは、
高麗人参、牛肉、えび、うなぎ

食べもの以外の養生
・早寝早起き(充分睡眠をとる)
・激しい運動や、冬は身体を冷やす運動をしない
・運動は、ウォーキングや呼吸法を取り入れたヨガや気功が良い
・朝ごはんを抜かない(食事は腹8分)
・おへそから指2本分下にある「気海」のツボを押す

しっかり噛めば健康になる!
食事はしっかりと咀嚼し栄養を氣を吸収

咀嚼が身体に及ぼすよい影響について知っておきましょう。
①食べ物の消化・吸収によい
 消化酵素のアミラーゼを含む唾液の分泌を促し、胃腸での食べ物の消化吸収を促進する。また、よく噛まないと、消化器官に余分な負担がかかり、消化不良を起こすこともある。
②むし歯・歯周病予防
 唾液の分泌がよくなり、唾液に含まれる免疫物質が細菌を減少させるため、口腔内の清潔が保たれ、むし歯や歯周病の予防につながる。
③がんや老化を予防する
 唾液に含まれるペルオキシターゼというたんぱく質には、発がん性物質の発がん作用を抑える働きがある。また、ペルオキシターゼには、老化現象など、身体に悪影響を与える活性酸素を抑制する働きもあるので、よく噛むことは老化防止にもなる。
④脳を刺激、活性化する
 おいしい・まずい、固い・軟らかい、熱い・冷たいなどと感じたり、噛むという作業により、頭部の骨や筋肉が動き、血液の循環がよくなることで脳神経が刺激され、脳の働きが活発になる。
⑤ストレス解消と肥満防止
 早食いをせず、ゆったりと時間をかけて楽しく食事をするということは、緊張をほぐし精神を安定させ、ストレス解消にもなる。また、食事に時間をかけることにより、満腹感が得られ、食べ過ぎによる肥満防止の効果もある。
⑥強いあごをつくる
 固い物をよく噛んで食べると、上下のあごの骨や顔の筋肉が発達し、丈夫なあごをつくる。あごが充分に発達していないと歯並びが悪くなり、運動能力が低下するなど、いろいろと健康を害する問題が生じる。