「デザイン思考」といえば、何といってもAppleが復活してからその後急成長させてきた
21世紀の新規事業の有力な考え方の一つ、
だと思っていたのだが、、、
どうも、最近は、雲行きが怪しいらしい、
という記事を読んだので早速調べてみた。
自分の理解だと、
デザインというか、デザイナーの発想からのイノベーションへのアプローチ手法で、
顧客価値および事業価値を創出することが目的。
だから、ニーズを起点にして考える。
さらには、解決策はチームで共創していくことが肝ということ。
くらいか。
で、その手順というかプロセスを調べてみると、
観察と共感、つまりアンケートやインタビューなどを活用してユーザ視点で課題を考え、
問題定義、ユーザニーズや現状の課題を抽出、仮説を立てて方向性を決める
着想、課題解決策のアイデアだし、いわばブレストを行い
試作、実際にプロトタイプを作って、利便性や機能性、トータルデザインなどを確認したら、
テスト、ユーザテストを行い、課題を見つける
で、これを繰り返して、より良いものにしていく、ということらしい。
あれっ、
これって、ごく普通のやり方じゃん。
確か、1997年頃だったか、自分が通信カラオケ用の遊び心満載の3D背景画像システムを試作した時も同じような方法だったような気がするのだが、、、
だとすると、「デザイン思考」の特徴はどこ⁉️
最近は、批判も出ているようで、
デザイン思考では問題解決はできない、とか
デザイン思考は実現性に欠ける、とか
新規アイデアが過度に評価され、実装まで考えられていない
などなど。
どうやら、現在では、
デザイン思考は難しい問題を解決しているわけではない。
難しい問題の難しい制約を無視しているだけ、という考え方もあり、、、
当たり前だが、新規事業にはさまざまなな数多くの制約があるので、、、
確かにそうだよなぁ
というのが、妥当なところのように思えてくる。
決して、デザイン思考に文句を言いたいわけではなくて、いい面もいっぱいあるとは思うのだが、
これまでよく言われているような難しい課題の解決に向いているわけではない感じか。
結局は、顧客志向
顧客のことをどれだけ理解しているのか、わかっているのか
これに尽きる、かも。
最後に一人さんの天国言葉