シリンダー内径を大きくすればスリーブ外径も大きくなり、クランクケースに嵌るか否かが問題になってきます。親切にもこの商品は寸法を載せてくれています。

 

配送日数や送料の関係で買うのは他の商品にしますが、見る限り同じ商品のようです。寸法は同じものとしてとらえてよさそうです。

 

画像の各寸法に名前をつけて表にしました。

 

125ccクランクケースとの適合を確認したいので、スペアのCBF125 Stunnerの腰上をばらして寸法を確認します。CBF125とCB125Fはクランクケース/シリンダーが共通です。

 

(さらにいえば、CBF125とCBF150もクランクケースが共通なので、これら3車種の寸法は同じです。しかし、いまは内径65.5のシリンダーがクランクケースに嵌るか否かを確認したいのであえてばらす意味があります。)

 

ばらしました。

 

寸法をまとめます。

 

他のデータもあります。

 

 

以上の数値をまとめます。

 

純正シリンダー内径はUj、194ccシリンダー内径はU194といったように表記します。

 

ボア65.5mmシリンダーが125cc純正クランクケースに入るのに必要な条件は以下の2つです。

Ⅰ: C194<Gj → 30.0<31.0  ○

Ⅱ: D194<Ej かつ D194<Fj → 71.9<76.0 かつ 71.9<74.0 ○

 

以上の2条件が満たされたため、ボア65.5mmシリンダーは純正クランクケースに入るといえます。

 

シリンダー全高+0.8mmが気になりますが、この程度ならどうにかなると思います。

 

シリンダーもボア65.5mmで確定しようと思います。悩みどころはピストンピン径です。このシリンダーに加えてピストンピン径13mmの65.5mmピストンを買えばピン径13mmの194ccが実現しますが、他車種のピストンピン径を調べると、CB190R(184cc): 14mm

CBF150: 14mm

PCX150: 14mm

PCX160: 14mm

FTR223: 15mm

 

でした。やはり194ccにピン13mmは厳しそうです。クランクシャフト打ち換えも視野にいれなければならなさそうです。

 

ともかく、シリンダーは適合しそうでよかったです。