ボアアップに際して考えなければならない要素の一つに、「吸気」があります。
FI仕様車において吸気に関係するのは、エアクリーナーおよびスロットルボディです。
排気量が上がればその分必要となる空気も増えます。したがって、エアクリーナーとスロットルボディにより多くの空気を吸えるよう細工をしてやる必要があります。
スロットルボディは内径を拡大すると吸気量が増えます。
先日ヤフオクにてこんな商品を見つけました。
商品名は「CBF125R スロットルボディ」でした。
CB125Fとは異なる車種です。CB125Fは五羊本田製で、CBF125Rは新大洲本田製です。どちらも中華バイクです。
異なる車種のスロットルボディですが、CB125Fのそれと全く同じです。
すかさず購入しました。
このスロットルボディの内径をリューターで拡大してみようと思います。
内径はエアクリーナー側が27.5mm、インテークマニホールド側が26mmでした。実車(CB125F)のスロットルボディとも一致しました。
Oリングとの兼ね合いを考えると内径にして2mm程度拡大できそうです。
拡大前と拡大後のエアクリーナー側の面積を考えてみます。
拡大前:{(27.5mm)^2}*3.14=2,374.625(mm2)
拡大後:{(29.5mm)^2}*3.14=2,732.585(mm2)
面積比1.15倍です。
排気量に関しては、125ccから200ccにボアアップすると比率は1.60倍です。
排気量と必要空気量が線形比例するのかは自分にはわかりませんが、排気量が1.60倍に増大したのに対して吸気量が1.15倍だと少ないように感じます。
グロムのスロットルボディをみてみると、純正は内径24mmであるのに対して社外品のボアアップ用ビッグスロットルボディでは内径30mm台のものがありました。
これが結論でしょう。
200ccまで排気量を増大するにはそれなりに空気吸入量も増やす必要があるようです。純正スロットルボディの内径を拡大しただけでは間に合わないといえそうです。
しかし、せっかく純正スロットルボディのスペアを入手したので、リューターで内径を拡大してみようと思います。大きくなった内径に合わせたバタフライバルブも自作してみようと思います。
走り書きで失礼しました。次回、分解レポートです!