こんにちは、たかだ鍼灸接骨院です。
今回はムチウチ症の種類をご紹介します。
◆頸椎捻挫(けいついねんざ)型◆
ムチウチの大部分がこの頸椎捻挫です。いわゆる、首の捻挫ですが頭部を支える首を負傷することで、首・肩・背中のコリや痛みなどの弊害が発生します。
◆バレー・ルー症状型◆
衝撃が首の骨を通り越して、自律神経まで傷つけた際に発生するものをいいます。自律神経を傷つけた症状としては、めまい、耳鳴り、息苦しさなどがあります。
◆神経根症状型◆
神経を支える根本が引き伸ばされたり、圧迫され負荷を受けるケースです。体の各部位にしびれを感じたり、力が入らないような症状が出ます。
◆脊髄症状型◆
直接脊髄まで損傷してしまうことで体にマヒが残り、知覚障害や歩行障害を併発してしまうことがあります。そして、この場合、後遺障害として今後も残ってしまう可能性がある非常に危険な症状です。
◆脳髄液減少症◆
非常に珍しいケースですが、事故の衝撃により脳髄液が漏れ出して、様々な症状を併発してします場合もあります。症状としては主に、全身の痛み、聴力・視力・味覚障害、倦怠感、自律神経症状などがあります。
ムチウチと言っても、いろいろありますね。どの状態でも首の動かせる範囲を超えて動いてしまうので、首の筋肉を固くして自前のコルセットを作ろうとします。
しかし、受傷した直後は炎症期と言って赤く腫れたり、熱を持ったり、じっとしていても痛かったりなどの症状が出てきて、その症状を悪化させてしまう可能性があるので、すぐに首の筋肉を緩めることはしません。
まずは安静やアイシングなどで炎症を抑えるようにしていき、背中や腕などの筋肉を緩めていきます。
炎症期が過ぎれば赤く腫れたりなどの症状が落ち着いてきますので、状態を確認しながら首の筋肉も少しずつ緩めていきます。
筋肉が固くなっている間、背骨をあまり動かさないので、背骨の動きが悪くなってしまいます。ある程度筋肉が緩んできたら、その動きを改善するように施術を行います。
神経を傷つけてしまった場合には、上記のような症状がでてきます。状態によっては安静にしなければいけない場合もありますので、最初にかかられた病院の先生に接骨院と並行して通院してもよいか、よく相談をしていただくのがいいかと思います。