初めて人のエネルギーを実際に見たのは就職先の研修先でのことでした

 

田舎から東京へ就職したときは正に就職氷河期真っ最中

 

試験会場にはあんなに地方の人が沢山人がいたのに、合格して入社したのはほんのわずか

 

あとで聞くと地方出身者は少なく採用して、近隣の人を今年から多めに採用したとのこと

 

運よく受かったと喜んだのは束の間、見知らぬ土地に全く知り合いもおらず、田舎者の劣等感も手伝ってか孤独な感情にさいなまれていました

 

入社してすぐの研修、私はあるホテルに就職したので一週間ほどその系列のホテルで宿泊しながら研修を受けていました

 

今はそんな研修が行われているかは分かりませんが、当時はかなりハードなスケジュールだったと記憶しています

 

研修先で寝泊まりが同じ部屋になったのは3人、その中でなぜか挨拶をしても何も返してくれない人がいました

 

同じ年の子でしたが、私は少し戸惑っていました

 

そんなこともあって、私もあまり関わらずに研修中は過ごしていました。

 

ある日の夕方、今日の研修も終わりに近づき

 

日報のようなものを毎日個人で提出しなければなりませんでした

 

「この会場で書いてもいいし、部屋に戻って書いてもいいぞ」と研修の指導の方が言ったので

 

部屋で書こうと思い、部屋の鍵を預かっていた、いつも挨拶をしてくれない女の子の方を見たんです

 

するとその子の頭上に黒い煙のようなものが渦巻いているのがはっきりと見えました

 

話しかけたらまずいかも・・・と思いつつ声を掛けました

 

「部屋で書きたいから鍵を貸してもらいたいんだけど・・・」

 

その瞬間に、その子が沢山の人がいる前で鍵を私に向かって投げつけたんです

 

カードキーではなく、重い鎖のついた鍵・・・

 

落ちた衝撃音が鳴り響く中、落ちた鍵を取り、ビックリして逃げるように部屋に戻ったのでした

 

「私何にもしてないのになー」と思い、とても悲しくなった記憶があります

 

間違いなく「頭上に見えた黒い煙」その正体は、その人の悪意です

 

その黒い煙を見たのは今までその人を合わせて二人だけでしたがやはりその一人の人も私に悪意を向けていました

 

人のエネルギーが目に見えたことで、そういったことの意味を考えるようになりました

 

続く・・・

 

 

スピリチュアルカウンセラーをしています

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