こんにちは
修理専門の鞄工房白牡丹です
このブログ
今年に入ってから
修理のことを書いてないわ~(-_-;)
と、気づいてしまった今日この頃
ご心配くださった皆様
ワタシ
毎日修理してますよー
ありがとうございます(*´艸`*)
今日は
ワタシの心に残る
超・超・超~
難易度の高かった
シャネルのお財布
の修理をご紹介しまーす
そうですよ~
あの
CHANEL
ですよん
ワタシ、修理はしますが
持ってませーん
ワハハ~(笑)
で、この修理は
20年以上使い続けたお財布の
フルメンテナンス
のご依頼です
ここまで長い間お使いになると
相棒とも呼べる…
いや、
もう同志です!
そんな大事な、大事な
お財布の修理を任されたワタシ…
張り切って
修理スタートした~
\(^o^)/
ワタシだったのです
まずは
どこを修理するのか確認しましょう
1ヵ所目
財布まわりのヘリ巻き一部交換
↑
黒色の周りにベージュの革がグルッと巻かれているでしょ?
これ「ヘリ巻き」といいます
反対側も破れています
角とかが破れてきているので交換します
2ヶ所目
小銭入れのマチ部分の革交換
小銭入れのマチの革が、長年の使用で
グニャグニャに型崩れしています。
ここの革を貼り替えて交換します
3ヶ所目
財布内側を補色する
ベージュの部分の小銭入れカード入れなどが
汚れてしまっています
ここをクリーニングして
色を塗っていきます
小銭入れのボタンホック周辺の汚れ
カード入れ周辺
が、
が、
が、
あれ? うん?
こんなはずじゃ… ないのに
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
うぉぉぉぉぉぉー
これ、
難しいじゃんかー
途中から、ワタシ
壊れ始めましたっ
修理を始めると…
とんでもなく難易度の高い
シャネルのお財布ちゃん💦
修理期間は
なんと
1週間以上!
(+_+)
もちろん
全・解・体
ヘリ巻き交換中↓
マチ交換中↓
途中、折れそうな心を
何度も使命感でこらえ…
なんとか
なんとか
なんとか
ワタシ
仕上げましたわー
\/
ごめんなさいっ
ワタシったら
あの時の感激を
つい思い出してしまった
そんな、
思い入れの深いシャネルちゃん
こんな感じで仕上げましたわ~
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ヘリ巻き交換
修理前
↓↓↓
修理後
薄ーく加工した革を
財布の本体の中に
巻き込んで縫製しました
本体の黒い革部分と高さの違いがでないように
手縫いで調整しました
角の部分は
交換しなかったヘリ巻きに
自然になじむように
何度も調整して縫いました
マチ交換
修理前
↓↓↓
修理後
マチ取り付けは
もちろん
手縫い(^^)v
財布の内側部分補色
修理前
↓↓↓
修理後
小銭入れ部分の汚れは
クリーニングの上、補色しました
全体
修理前
修理後
シャネルのフルメンテナンス
無事
仕上がりました
\(^o^)/
また、長くお手元に置いて
お使いいただけるようになり
ホッとしました
本当に心に残る修理でしたっ
さて次は
どんな修理がやって来るのか?
(*´艸`*)
どんな修理がやって来ても
ワタシ
心を込めて
修理しまーす
\(^▽^)/
↓↓↓↓↓
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