妊活      『はじめの一歩』 | 加藤貴子オフィシャルブログ「UCKY SMILE」Powered by Ameba

妊活      『はじめの一歩』

今回は、妊活期間を、不妊治療期間を、どんなふうに『楽しく』過ごしたのか…

どんなふうに

『楽しく』

を解釈したのか…

前回の妊活のお話『スタートライン』の続きです。

(今現在も試行錯誤しながら進行中のお話です。進行中なだけに、どう言ったら伝わるかな~ などと考えていたら、みるみる月日が流れてしまったので、とにかく書いてみました。
そうしたら、すっごく長くなっちゃいました。


…すみませんm(__)m…)



『はじめの一歩』

私が通っていた不妊治療のクリニック(ウィメンズ クリニック 神野)の神野正雄先生も、不育症の治療から出産までをお世話になった国立成育医療研究センターの三井真理先生も、治療の分野は違えども、一貫して私に、

「楽しく過ごしてください」

まるで口裏でも合わせているかのように、仰っていました。


切羽詰まった思いでクリニックに通っている私にとって、はじめて神野先生に

「楽しく過ごす」

このワードを言われた時は…

正直、ポカ~ン、でした。


42歳でクリニックの門を叩いた私は、常に時間(タイムリミット)に追われ、自責の念に苛まれていました。
楽しく過ごす、なんてことを意識すればするほど、

「こんな状況で楽しくなんか過ごせない…。笑えない… 」

逆にストレスが溜まる一方でした。


それでも神野先生は、

「楽しく過ごしてください」
「幸せに過ごしてください」

と、屈託のない笑顔で私に言い続けました。


あんまり言われ続けたので、

楽しく
        と
  「幸せ」

について、なんとか視点を変えて、考え続けてみました。


ちなみに、これって妊活を終えた今でも、私の大きなテーマです。

なので、これだ! というような答えは、残念ながら現時点でも出ているわけではありません。

それでも、はじめの一歩を踏み出すきっかけになったことを、お話しします。



私はそれまで、

「楽しく過ごす」
「幸せに過ごす」

=「悩みなく、安心して笑って過ごす」

だと思っていました。

だから「楽しく・幸せに過ごす」ために、不安になったり笑って過ごせないことからは、避けて通るか、時にはなかったことに、していました。

でも、ちょっと考えてみれば… (いや考えるまでもなく)  すぐに、誰でも否応なく気がついちゃうと思うのですが、

『完全に安心』

なんて、どこにもなかったんです。


なにかしら心配事が解消すれば、すぐにまた新たな不安の種が芽生えて…


日常を見渡せば、まったくの平穏なんて、あったためしがなかったんです。
(T_T)

 ですから、

「楽しく幸せに」

なんて言われたって、
こんな状況じゃ~、いつまでも楽しくなんかなれない、幸せになんか、なれない・・・

(。>д<)(。>д<)(。>д<)

って、かえって気分が暗くなりました。



いやいや、

そもそも
「楽しく」とか「幸せ」
って何?

何なのよ!
( ̄З ̄)

って…


…考えたって、わかるわけもなく
( ̄^ ̄)


…結局は、投げるしかなくて、


ふて腐れちゃったんです!


f(^ー^;



………でも、なんとこの、
『ふて腐れた』(あえてこう表現してみましたが、お手上げ、といった感じでしょうか)
これが、後から振り返ってみると どうやら、私の『はじめの一歩』になったようでした。



ん?


つまり…

湧き上がってくる悲しみや怒りや後悔などの負の感情を、無理に抑え込まず、目を背けることなく、かと言ってそこに、あれこれ考えや想像をくっつけて膨らませることもなく、


そのまま、

感じる。


次々湧き上がってくる感情に対して、
「こんなこと感じたくない」とか、
「こんなことじゃいけない」とか、
すぐに判断して裁くことなく、
つべこべ考えをこねくりまわすことなく、
ただただ、湧き上がってくるがままに感じている状態に…

『ふて腐れる』ことで、

なっていました…。

( ̄。 ̄ノ)ノ


まったく、意図してのことではなかったのですが…

ちょっと『スッキリ』『さっぱり』したような気分になりました。

自分をもて余してしまう思考癖から、少しだけ解放された気分になりました。



それまで私は、自分の中の否定的な感情、暴力的な感情に触れると、自分が惨めで嫌になったりするので、そんな感覚が湧くそばから目を背け、蓋をしていました。

結果、抑えつけられた感情は固まるか、抑えきれずより激しい荒波と化して、溺れて爆発。

そんなことを繰り返してきました。


ですが偶然の『スッキリ&さっぱり』を経験してからは、ネガティブな感覚が湧いても
「これは私が長年閉じ込めていたところから湧いてくるのだ」
と、抑えつけず裁かずに、むしろ腰を据えて、静かに感じ切るようにしてみました。


すると、時間がかかっても、徐々に感情の消化不良が少なくなってきたように思えます。


そして、その感情や、その感情が起こるきっかけになった出来事にも、こだわって囚われている時間が、少しずつですが、短くなってきたように思えます。


意図しても、最初は上手くいきませんでした。

未だに『さっぱり』どころか、いつのまにか溺れて鬼になることも、しばしばでございます。 

f(^ー^; 


でも、これまでの癖で、今起こっている『感覚』を頭で即断して、すぐに これは悲しいこと、これは酷いこと などと分類してレッテルを貼り、感情を膨らませることから、一歩脇に立つようにしてみると

まずは、湧いてくる自分の『感覚』を『感覚』のまま、そのままに寄り添って、感じ切るようにしてみると…


『感情が、そのままちゃんと感じ切られることで、浄化する』


ことを、味わえるように思います。




そして次に、

今まで後悔と自責の念から自分を裁いてきた私は、
『ありのままの自分を愛してあげる』
ことを、試みました。


『ありのままの自分を愛してあげる』…


口に出すと、なんだかとっても気恥ずかしいうえに、いまひとつ意味不明にも思える言葉なのですが……( ̄~ ̄;)

妊活中は特に、自分を好きになるなんて無理、愛することに値しない人間…と、思っていましたから、ホントにハードルの高いことだったのですが……( ̄~ ̄;)


思い切って、


愛する ≠ 好きになる


二つを離しちゃったら、出来そうに思えてきました。

(^_^;)


今の自分を好きになれなくても、今の自分を愛そう。


そう思いました。


今こうなっているのは、今までそのときそのときで、避けがたい事情や理由を抱えながら(『(卵子の老化などに対する)無知』だって、その時の自分には避けがたかったのです) 自分なりに精一杯歩んできたのだから、せめてそんな事情を誰よりも一番よくわかっている自分くらい、自分を裁いたり判断したりせずに、

愛そう。

受け入れよう。


そう心がけました。



たとえ好きになれなくても、

そう心がけました。


今でもこれは、見失いがちになってしまうので  σ( ̄∇ ̄;) 、ときどき思い出すようにしています。



『ストレスなく、楽しく過ごす』

妊活のテーマですよね。

皆さんの肩の荷が、少しでも下りますように。




あれ?



「どう楽しく過ごしたか」は、


いずこ?




自分を愛して、自分の感覚に寄り添ってあげる。

そしてもう一つ。

今起こっていることをすぐに悪いこと、良いことなどと判断しない。

次回はこのことについて、もう少しお話しさせていただき…

たい…という…

あくまでも…予定です……  (^_^;)





お知らせ


9月2日 福岡の天神で行われる
ジネコ妊活フェスタin 福岡

にて、不妊治療の経験談をお話しさせていただきます。

参加方法は以下「ジネコ妊活セミナー in福岡」特設ページからお申し込みください。

◆ジネコ妊活セミナー in福岡
9/2(日)10:50〜16:15
※出演時間は15:00〜16:00になります。

場所:天神イムズホール

詳細、お申込みは下記ホームページから
https://www.jineko.net/wordpress/fukuoka2018/


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