ただいま 妊活中 ⑨
フジテレビ『ノンストップ タブロイド インタビューVTR』をご覧いただいた方から、励みになるコメントや心強くなるご意見、たくさんのあたたかいメッセージをいただきました。
ありがとうございますm(__)m
旦那さんと二人で「本当にありがたいね」と、感謝の気持ちで拝見させていただきました。
そして、お辛い経験をされたにもかかわらず丁寧なコメントをお寄せくださった方、本当にありがとうございましたm(__)m。
様々な質問をいただいております。
大変申し訳ありませんが、一つずつお答えさせていただくのでお時間を要してしまいますが、ご了承ください。
Q 辛い経験をした時に、どうやって立ち直りましたか?
私は、物心ついた頃にはすでに、
『泣きたいときには泣かずに我慢して、むしろ笑って過ごすことが強く美しい』
という観念が、心に根付いていました。
“笑う門には福来る”
という諺もあるように、しかめっ面(`Δ´)泣きっ面(T_T)より、笑って(о´∀`о)いる方が自分も周りも幸せ♥になって、万事上手くいく❗コレが正解❗
みたいな思考にとらわれていました。
でも、この私の考えは、とらわれすぎることで、すごく不自然な状態を生んでしまっていたんですね。
哀しいとか辛いという感情に対して目を背けることで、どんどん鈍感になってしまっていたんです。
一方の感情に鈍感になることは、知らず知らずもう一方の感情にも鈍感になってしまうことに繋がってしまっていました。
つまり、楽しいこと幸せなことに対しても、心に壁を、感じることに壁を、作ってしまっていたんです。
……自分の中の喜怒哀楽を、意識下に抑えてしまっていた私……
そんな私が、突然“不妊”という問題を抱えて、流産までして、本当にどうやって立ち直ったら… どころか…
哀しみ方さえわからずに、意識下から勝手に湧き上がってくる抑制の効かない感情にただただ振り回されて、イライラしたり、気力がなくなったり、旦那さんに八つ当たりしては自己嫌悪になったり、周りの赤ちゃんを見るのも辛くなったり、
していました。
そんな私を救ってくれた出来事は……
① 以前『ただいま 妊活中 ⑥』でお話しさせていただいた「妊娠20ヶ月」という旦那さんの言葉。
② 自分の為に思いっきり泣いて、自分を心底褒めてあげたこと。
私は卵子の老化に無知で、42歳で初めて知って、そこで焦って治療を開始しました。
ですから、反省&後悔を抱えたスタートでした。
なので流産したときは、自分を責める原因ばかり頭に浮かんで、不安や悔いや怒りで頭の中がパンパンになっていました。
どんなに気持ちを切り換えようとしても、他に頑張れることを際限なく探してしまっていたり、気付くと自分を責めたり、人を羨んだりしていました。
二回目の稽留流産の手術のあとでした。
9月の、中秋の満月の夜のことでした。
一人で散歩に出掛けたら、本当に美しいお月様が夜空を照らしていたんです。
そのお月様を眺めていたら、涙がポロポロ溢れてきたんです。
そのまま泣き続けました。
哀しいわけでもないに、涙は止まりませんでした。
たぶん今までで一番泣いたと思います。
そのとき
「アタシ、自分の為に泣いてあげたことなかったな~」
って思ったんです。
そして
「頑張ってるよな~」
って自然に思えたんです。
それから、
自分の為にちゃんと泣いて、自分のことをたくさん褒めてあげることにしました。
旦那さんにも、褒めて貰うようにしました。
そうしたら、次第に日々の生活でも、喜怒哀楽を実感出来るようになりました。
という事で、私の答えは、
特別なことをしていなくても、治療をしているだけで頑張っている❗
と思うようにしました。
ってことです。
採卵出来なかったり、受精しなかったり、着床しなかったり、流産してしまったり…心が折れそうになることに踏ん張っている自分をいっぱい褒めてあげました。
アホみたいだけど(^_^;)
「加藤貴子は素晴らしい」
と、口に出して言って(ちゃんと、割と大きめの声で)、そうしてから、肩の力を抜いて脱力しました。
アホみたいだけど(^_^;)
頑張ってくれている、カラダ、子宮、卵巣を抱き締めるイメージで「ありがとう」と、口に出して言いました。
そして、いっぱい自分の為に泣いてあげました。
そんなことを辛いとき以外でもやるようにしたら、結果、その時は心底立ち直れない…とふさぎこんでも、ふさぎこむ時間が、徐々に短くなっていきました。
くどくど言ってしまいましたが、我慢しないで、心のままに過ごしてください。
そしたら、日々の生活で笑えることに出逢えもします。
その時に笑ってみてください。
そして福を引き寄せてください!
どうぞここに来てくださるステキなみなさんに、たくさんたくさん福が訪れますように‼️