本日は前回のお話の後編でございます。

不動産の話しはさておいて前回の続きをお話しさせていただきます。

 

「ペチャンコしわしわのランドセル」を背負っている私

2年生のお兄ちゃん先輩に絡まれて数日後

また2年生のお兄ちゃん先輩に下校中出くわすではありませんか!

 

その時私は太ももを虫にかまれてかゆくてかきむしって

膿が出てしまい病院で処置をして包帯をグルグル巻きにして

いる時期でしたのでペチャンコのランドセルにさらにワイルドな

足の太ももにはグルグル巻きの包帯姿

 

2年生のお兄ちゃん先輩はさらに生意気だぞモードを上げながら

僕の太ももにちょっかいを出してくるではありませんか

 

前回でもお話ししましたが腕っぷしには自信があった私は

抵抗し抵抗しやりあうのでした。

 

何となくこのやり取りを何度かの下校中にやり合うという

状況が続きました。

 

僕はその時感じるのです。

 

人と違うことをすると生意気と思われるのだなと

しかし今回のペチャンコのランドセル太ももグルグルの包帯姿

僕が意識して行った事ではなく

親が創った「天然生意気レシピ」でしたのでなんか恨むに恨めなかった

事を覚えています。

 

入学式から1年がたち

2年生になる春休み

やっと親から新しいピカピカのランドセルが支給され

なんかうれしいやらむずがゆいやらで

変な感情になったのを覚えています。

 

なぜなら

帰りのホームルームの時

机の上にランドセルを準備し帰り支度を

するのですが

私のランドセルだけピカピカの分厚いランドセルで

他のみんなは

まあ1年使った少し経験度のあるランドセルでしたので

なんだか逆に恥ずかしいと思ったのでした。

 

2年生になりいつものように下校していると

あの2人組

お兄ちゃん先輩があらわれとっ組合になるかと

思いきや

私のランドセルを見るや否や

今までにはなかった

先輩らしい優しさで

「気を付けて帰れよ!」と言い放ち

颯爽と帰っていきました。

 

ペチャンコしわしわのランドセルは僕に教えてくれました。

個性とはなんぞや

自分では何も思っていない日常でも

他の人には非日常なことが有るのだなと。

 

なんか今現在も覚えている何とも言えない思い出で

ございました。

 

今から35年前の思い出でした。

 

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