年末にちょいと気になった、ローカル鉄ネタでございます。

 南海電鉄と泉北高速鉄道は2023年12月20日(水)、両社の取締役会で経営統合に基本合意したと発表しました。 

 泉北高速鉄道線は、中百舌鳥~和泉中央間の14.3kmを結ぶ路線で、南海高野線と相互直通運転を実施。大阪都心と泉北ニュータウンなどを結ぶ役割を担っています。また、東大阪、北大阪流通センターを運営しており、物流事業も手がけています。 

 南海電鉄は、2014年に泉北高速鉄道をグループ化。2022年に泉北高速鉄道の全株式を取得して完全子会社化しました。  

 ただ、コロナ禍などで鉄道事業の需要減に歯止めがかからない状況であり、人材確保も困難となることを見すえ、同種の事業を営む両者を経営統合してグループ経営の効率改善を図るとしています。  

 経営統合により、サステナブルな公共交通の経営の実現や、競争力のある流通センターの確立に向け、経営資源を投入していく方針。初乗り運賃の二度払いや定期券の値下げなどを検討するとしています。  

 今後は南海電鉄を吸収合併存続会社、泉北高速鉄道を吸収合併消滅会社として法的拘束力のない覚書を締結する予定。2025年度早期の経営統合を目指すとしています。(乗り物ニュースより)

 要約すると、2025年を目処に泉北高速鉄道が南海電鉄の路線になるということのようでございます。

 泉北高速鉄道はおっさんの地域の生命線でございます。これが止まると陸の孤島と化してしまいます。運賃が高いやの何やら言われておりますが、なくてはならない存在でございます。

 経営統合のデメリット…おそらくインフラもそのままで、記事を読む限りは特になさそうでございますが、泉北高速鉄道の名前が消えるのはちょいと寂しいかなぁ…。地元民には愛着のある名称でございます。