伯母が、
「私が入院したら私の世話を頼む余ったお金はアンタにあげる」
母が
「じゃあ、ちゃんと遺言書書いといて」
私
「今度、公証役場へ行って公正証書を作って欲しいねん」
伯母
「面倒くさいなぁ、入院したら通帳渡しとくから勝手に下ろしたらいいやん」
私
「それする為には任意貢献契約結ばないと、亡くなった時に遺産相続で他の相続人に勝手に使ったと言われて揉めるんやで」
伯母
「揉めない為に、他の従兄弟達にはお金渡してあるから」
母
「みんなにいくら渡したの」
伯母
「死んだ時に揉めたら、やちゃきのが可哀想やから、前もって100万づつ配った」
私
「あのね、亡くなったら銀行口座凍結して、出し入れ出来なくなるねん。で、おばちゃん、子供いなくて、兄弟が弟一人、亡くなった兄弟の子供が12人だから、13人が相続人になるねん。相続人全員の住民票、印鑑証明、戸籍謄本、銀行から渡された書類にサイン、捺印を3ヶ月以内に集めて提出しなあかんねんやんかぁ」
伯母が椅子から飛び上がるくらい驚いて
「えっ、やちゃきのに残りのお金行かないの⁉️」
私
「そうやで、なんぼ世話した言うても、法律上は同じ身分、同等やから。結局、何もしてないのに貰えた従兄弟達が得するねん。ここ来るまでのガソリン代とかお土産代とか色々買ってるからね。」
私
「自筆遺言だったら家庭裁判所に遺言書を提出して検認手続きをしないといけないし、公正証書が亡くなった後、簡単に銀行からお金下ろせるらしいんでお願いします。」
伯母は公正証書を作ると言ってくれ後日、車椅子に乗って公証役場へ行きました
公証役場で、全財産と項目一つ増える毎に値段が高くなるそうです。
伯母は、従兄弟達にお金を配ってあったので貯金が少ないので、預貯金少ないけど作るの⁉️って言われちゃいました
少ないけど、13人分の書類を集める自信ないので仕方ないです。
訳を話したら、それは作っとかないと…
と公証役場の先生
何回か行って、赤の他人の証人を公証役場で頼んで出来ました。
任意貢献契約の方は作るのやめました。
オムツをした車椅子の伯母を連れて行くのは大変だったけど、今思えば、良い思い出です
ありがとう
残された家族の為に遺言書を作成しましょう