OCHAKAN 102 | takacciの「見た・観た・聴いた・読んだ」

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音楽に関すること、観たこと、読んだことへの感想などを書いていきます。(文中敬称略) 2019年4月より別サイトで掲載していた写真の記事も同居させましたが、20年7月に元に戻しました。

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5月26日の夜はミューザ川崎でお茶の水管弦楽団第102回定期演奏会を聴いた。指揮:田中一嘉。曲はリムスキー・コルサコフの「皇帝の花嫁」序曲、チャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」序曲とサン・サーンスの「オルガン付」。

 

全体的にとっても素晴らしい演奏会だった。先週末の他のアマオケの演奏会でも素晴らしい演奏を堪能することができ、そして今週もどっぷりと感動に浸かり続けることのできたのだから、何とも有難いことである。そして更に言うと、どちらの演奏会も有料でありながら、事前に申し込めば招待券を取り置いてもらえて、要はどちらもタダで聴かせてもらえたのである。こんなに良い演奏を聴かせていただいたのにカンパボックスも置いていなくて(少なくとも見当たらなくて)恐縮した。

 

「皇帝の花嫁」ではヴァイオリンで繰り返し演奏される甘美なテーマにうっとりし、「ロメオとジュリエット」ではバランスの取れた丁寧な演奏に感心。そして、何と言っても「オルガン付」が素晴らしかった。これを演奏会場で聴くのは二回目だったのだが、前回(芸術劇場にて)に比べると今回のはオルガンのボリュームが大きく、オルガンとオーケストラが良く分離して聞こえたことが演奏の良さをさらに大きく引き立てていたようだった。私が座った二階席からだと、オルガン奏者の位置は正面の約5度上方であり、音はその上のパイプから出ていた。オーケストラは10~20度下方。とても良い位置関係だったと思う。

オルガンとのボリューム調整を含め、指揮者の統率力が見事と感じられる演奏でもあった。バランスのとり方、全体を見通した上での演奏表現の振り付け方にも「凄い!」と唸らされた。良く練習の行き届いているオーケストラも見事。最後はこれまでにやったことのない「ブラボー」のコールをしたくなったけれども、これは気後れしてできなかった。そうであっても演奏終了後あちこちから「ブラボー」の声が飛び交い続け、誠に盛大な拍手も続いたのであるから、大成功の演奏会であったことは間違いない。お茶菅、これで定期演奏会を三回連続で聴いてきたけど、聴くたびに満足。それも満足度が上がってきたように感じる。それも、前回「うわっ、こんなに素晴らしいなんて!?」とびっくりした二キティンの演奏と質は違うものの、同等の感激を味わえるとは予想していなかったのだから、その分のびっくりも加わり、とても幸福であり、満足して会場をあとにしたのだった。