先般同じ著者の「先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!」というのを読んだので、この本は私が読んだ同じシリーズの2冊目となった。この「先生」シリーズは人気シリーズのようでかなりの冊数が出版されている。
著者の専攻は、と書き掛けてはたと困った。素人の私には動物学者と思えたのだが、本書の人物紹介だと動物生態学者、人間比較行動学者となっている。細かく見ていくと素人には分からない世界である。だから、ここでは鳥取環境大学で動物学を教えている先生、と紹介させていただく。
学生を指導しながらどのような研究生活を送っているのか、を書いたのがこのシリーズであるようだ。読んでいると、本人も学生も、如何に動物が好きでこの道に入ったのかが良く分かる。そして、誰でも持っているであろう動物への愛着が自分にもあったことに気付かされた。
研究成果をまとめて一般向けに紹介する本ではなく、動物の行動を解説しつつ、観察の楽しさと言うか、充実ぶりが滲み出てくる本だ。この「楽しい」世界を広く浅く追体験させてもらえるのだから、この先もこのシリーズを少しずつ読んでいく ことになりそうだ。