先週末はOrchestra Auroraの「真夏の第九」を聴き、それに入場するときに手渡されたパンフレットで今日の演奏会のことを知る。
8月23日文京シビックホールにて幻想交響曲を演奏する、入場無料、と書いてあった。なに!? 無料なの?
じゃあその日までに何も予定が入らなくて、その日の朝起きて気が向いたら行ってみようかな、と思ったのでした。
果たせるかな、今朝になっても予定は入らず、最近では珍しく二週末連続で演奏会を聴くことになりました。
ぎりぎりに会場に滑り込んでみるとなかなかの盛況。一階では空き席が見つからず、二階に移動してようやく席を確保しました。昨晩、時間確認のためそのパンフレットを見直した際、演奏するのはオーケストラ・フォルチェというアマチュア楽団で、幻想交響曲の前にビゼーの組曲を演奏するということは分かっていました。
演奏が始まりまずびっくりしたのは私自身のいい加減さ。
パンフレットにビゼーの組曲第一番・第二番とあるのを見て何の根拠もなしにアルルの女組曲をやるんだとばかり早とちりしていたのです。
そうやって構えているところにカルメン組曲が始まればびっくりするし、曲目も確認しないでコンサートの始まりに立ち会った自分の迂闊さに呆れるばかりでした。
しかし舞台から出てくる音楽は上手なのでした。
アマチュアのオーケストラの演奏会であれば、私がこれまで抱いていたイメージだと「我慢」か「予想外の感激」のどちらかが待っているはずでしたが、たまに正しい音が出なかったりバランスが悪かったりはしたものの、弦も管も安定していて堂々たるもの。
あまりコンサートに出掛けなくなったここ数年でアマチュア・オケのレベルが急に上昇したのでしょうか。
賛助出演者が多いわけでもなかったのに。
何とも南欧情緒たっぷりのビゼーを満喫することができました。満足です。只とは思えない演奏会です。
幻想交響曲はそれに輪を掛けた好演奏で圧倒されました。元々大好きな曲なので演奏に問題がなければ曲に没頭して楽しめるのは当たり前でしょうか。無料ということでどんな演奏なのか恐る恐る聴きに行ったのではありますが、何と有意義な午後を過ごせたことか。
文京シビックホールは大編成のオーケストラが全力投球で音を出しても聞きにくくなることのない良いホールだと思いました。
アンコールの際指揮者が「こんな大観衆の前で演奏したことがないので緊張しました」と話され、ちょっとほっこりしました。
それは置いておくとして、久しぶりに大喝采を送りたくなる演奏会を聴くことができ、大満足でした。