トウカイテイオー号が亡くなりました。
日本の競走馬としては、異色の存在。
父シンボリルドルフは、バイアリータークにさかのぼる系統。
ヘロド系と呼ばれるもの。
世界的にはほとんど残っていない。
母系はダービー馬ヒサトモから出た一族。
オーナーの内村正則さんが、執念で残し続けた貴重な牝系。
トウカイローマンのオークスに次ぐ快挙。
騎手は安田隆行。
トウカイテイオーの皐月賞が20年目の初のG1。
ダービーは誰にも邪魔されないように、1頭だけ大外を1周するという完勝。
5連勝で皐月賞。
それまで重賞には見向きもしない。
この時の若駒ステークスは出色。
1着:トウカイテイオー
2着:イイデサターン
3着;ナイスネイチャ
4着;シンホリスキー
5着;ミスタースペイン
全て後の重賞勝ち馬。
そして、感動の1993年有馬記念。
本当にきれいな馬でした。
これで、シンボリルドルフの系統は途絶えてしまうのでしょうけど。
それでも競馬は、粛々と続いていきます。
きっと、酔っぱらったオールドファンが、若い人に語り継いでいくんだと思います。