アメリカで大事故。
アシアナ航空のボーイング777が着陸に失敗しました。
研修旅行の中国人の女子高生が亡くなったようです。
777は1995年に就航して以来、初の死亡事故らしい。
滑走路の手前に、機体の後部が当たった模様。
高度が急激に下がり過ぎた・着陸寸前に機首が上がり過ぎたなどが言われています。
どうやら失速したらしい。
原因は調査中なので、何とも言えません。
1985年8月12日に、日航機が御巣鷹山に墜落しました。
坂本九さんや、阪神タイガースの中埜社長が亡くなりました。
この年タイガースは21年ぶりに優勝して、大阪は大騒ぎでした。
阪大基礎工の塚原教授も亡くなり、その後研究室が閉鎖になりました。
世界的権威の天才的な先生がいなくなって、跡を継ぐ人がいませんでした。
僕も高校の野球部のマネージャーだった先輩が乗っていました。
1年くらい後に、当時付き合っていた男性との模擬披露宴があって。
最後にかかった曲が安全地帯の「悲しみにさよなら」だったことを記憶しています。
あの時は、圧力隔壁が破損して、操縦不能になりました。
リベットで固定した部分の疲労破壊とされています。
その後は、高性能接着剤で固定するようになり、同様の事故は起きていません。
今は航空業界も、LCCなどの価格競争が激しくなって。
パイロットの育成にもお金がかけられない状況もあるようです。
長距離バスの価格競争がやり過ぎだという認識も、死亡事故が起きるまで表に出てきませんでした。
基本的に、安全は金で買うものなので。
それで競争力を失うような製品は、もう日本で作る価値を失っていると。
日本製は高いが安全・安心・安定。
値段が安くないと売れないものは外国製。
選ぶのは消費者の自己責任です。