劇団四季【アラジン】(4度目) | たかびの自己満観劇ブログ
劇団四季【アラジン】を鑑賞してきました。


アラジンの鑑賞も数える事4度目、ついに手持ちのチケットを全部使ってしまったので、チケットも当分取れないし、当面の間はアラジン見納め。

来月いよいよ海宝アラジン登場がほぼ確定的になったのに、ちょっと悔しい。
海宝さんは既に次の舞台が決まってるだけにプレミア感満点なアラジンになるのではないかと。

今回のキャスト。

前回の鑑賞(15/8/26)からの主要キャストは以下の通り。

ジーニー:道口瑞之さん⇒瀧山久志さん
イアーゴ:酒井良太さん⇒町田兼一さん
カシーム:萩原隆匡さん⇒西尾健治さん

町田イアーゴのみ初見。

座席は実質三列センターブロック。本来はやや上手寄りでしたが、席が離れてしまったグループ観劇の方から席を変わって欲しいと申し出があり、結果的にセンターに寄る形に。こちらこそありがとうございます。

今回は初見の人も多かったのか、オーバーチュアやジーニーの登場シーンで拍手が巻き起こり、いい空気。

んだば雑感。

町田イアーゴを初めて観た、アラビアンナイトのシーン。

ん?どこかで観た顔?と言うか誰かに似てない?と感じました。
これは全く以て個人的な感覚の問題なので、は??と思われる方も大勢いらっしゃるかと思いましたが、その時はどことなく、博多華丸さんに似てるな、と感じました。そのままアタックチャンスをやりそう。

見た目まんま猿(失礼)な酒井さんのイアーゴ(イアーゴって元キャラは猿ではなくオウムなのに)に対し、町田さんのイアーゴは動物的ではなく、顔に悪巧みが浮き出てる様な感じ。顔に少し影があります。

逃げ足なら負けない、のシーン。

久し振りに観た西尾カシーム、痩せた?老けた?こけた?肌荒れ感ハンパない。

三井ジャスミン、以前に比べて随分と声が出てきた印象です。歌声もフェスの頃に比べると別人の様に伸びやか。これはいい。

ただ、扉の向こうへ、の最初の方の音程がやや危うい印象を受けたかな?

と言うか、三井ジャスミンの、文字通り抱き締めたら折れそうな位に細いウェストと比較するとあまりにアンバランスな胸、あれはいったい何なんでしょうね?(笑)

岡本ジャスミンも負けず劣らずほっそりしたウェストだけど、岡本さんの場合は全体的にバランスが取れてるというか、特定の場所だけ目立つような事は…こほん。
決して厭らしい目では見てませんぞ!←

まぁ、浜松町新橋界隈では今きっとボインとプリンが流行りなんでしょうな。←

岡本さんほど他の役でのイメージがついてない三井さんなので、よりジャスミンとしてのイメージが固まりつつある印象です。
岡本さんはどうしてもソフィのイメージがチラつくんだよな、声の色気とかとても良いのだけど。

さて、悪巧み大辞典なるアイテムを取り出したジャファー、てかジャファー著ですよね、あれ。
悪巧み大辞典、もう少しマシなネーミングはなかったのかと小一時間。

そして、あのシーンで出てくる謎の声、イアーゴが『おっかない声』と呼んでるけど、自称も『おっかない声』だったんだね、初めて知りました。
『おっかない声に口応えするな!!』と、おっかない声の台詞にありますもんね。
しかし、改めて考えると、なんとも滑稽な存在です。おっかない声。

ジャスミンと出会い、隠れ家に案内して、♪行こうよどこまでも、でいい雰囲気になるも衛兵に追い詰められ脱出するも袋のネズミ、ジャスミンが身分を明かすも逃れられない、と言うシーンで登場する変装したジャファーとイアーゴ。
この時の町田イアーゴの存在の謎さ加減がかなりいいですね(笑)
アラジンの耳元で囁く『変な意味じゃないよ』って台詞の感じがかなり好きです。

酒井さんのイアーゴが全体的に騒がしいのに対し、町田さんのイアーゴは緩急に富んでる印象。まぁ騒がしさがやや足りない感じはするけどね。

魔法の洞窟のシーンでは、魔法の洞窟さんいわく『ダイヤの原石のみ奥深く進む事が出来る』(奥深く進むが良い、と言う台詞がある)と言う洞窟なのに、その実態はと言うと、ジャファーやイアーゴが覗き見出来る程浅い洞窟だし、なんなの一体!って思う所は気にしたら切りがないですね。はい。

ジーニー登場シーン、この日の瀧山ジーニーはますます良かったですね!
以前は、キモの台詞を『ここ、笑い所!』って感じにアクセントを付けてた様に感じたんですが、今回はどの台詞も浮いてなかったというか、流れの中に自然に溶け込んでた感じがしました。

出身地を言う台詞(瀧山さんの場合は、うんにゃワシは山口から出てきたほっちゃ)とか、以前にテレビで特集されてた時の映像を観たりすると、その台詞を際立たせてる感あったけど、凄く自然に通り過ぎていきました。でも面白い。

あ、それと先月と今月でこの振付がある作品を3本も観てるんだけど…(笑)
『ちゃんと体動くかな~ファイシックスセブンエイ!ちゃららら、ちゃららちゃっちゃー』

つまり、ジャズコンビネーションのシーンね。
3本も観てるんです、コーラスラインロイヤルホストクラブ、アラジンで。

このシーンのジーニーのダンスが、軽く流してる印象でした。
前程アクションも大きくなかったし。

そうそう、道口ジーニーのビッグフィニッシュ(側転)の印象が強くて、瀧山ジーニーのビッグフィニッシュって何だか覚えてなかったんだけど、でんぐりがえし(前転と言うより、でんぐりがえしがしっくりくる)だったのね。

こうなると、イケヴォイスな萩原ジーニーのビッグフィニッシュが何なのか気になるところです。誰か知ってる?

そして、ジーニーが誘惑に負けてついつい食べちゃうと言うポテト付きノピザLサイズの大きさに今更ながらに驚愕。
ジーニーのジェスチャーによると、ピザLサイズはジーニーの身長ほどの直系があるそうです。

しかも、自分で言って自分でツボったのか、オフマイクでピザピザ言ってるし(笑)

フレンドライクミーが始まる時に突如としてジーニーの前に現れるスタンドマイク、もちろんリフトで上がってくるんだろうけど、凄まじい早さだよね。
スモークが上がるのもあると思うけど、注意してないと見えない。てか今回も見逃した。

引っ込む時は注意しなくても見える位にゆっくりなのに。
あのマイク、どの位の速さで出てくるのか目撃した人います?

あと、フレンドライクミー内の懐かしのオールディーズのシーンで、布を掛けられたアラジンが消えるのは、オペラ座のパロディだと思って良いのかなー?どう思う?

今回も素晴らしい出来のフレンドライクミーだったけど、かなり見慣れた感はあるよね。

初めて観た時(開幕二日目)のフレンドライクミーの凄まじい熱気とショーストップは一体何だったのかと思うほど、ただの長めの拍手に留まったのがちょっと残念。

二幕に入ってホールニューワールドのシーン、ジャスミンを誘い出す時、隠れ家からジャスミンを連れ出した時と同じ台詞を、アラジンは二度三度と言うじゃないですか。

ジャスミンはその都度、え!って顔をするんだけど、当のアラジン本人は全く気付かないのね。気付かないもんなのかね?それほどにいっぱいいっぱいなのかね?

そして絨毯で星空のドライブ。

これまでは、ディズニー映画で一番好きな曲だし、四季のキャストではどうかなーと思いながら歌声を中心に聴いてたり、星空が綺麗だなーとか思いながら見てたり、絨毯を吊ってる吊り具見えるかなー…あ!見えた!なーんて、あまりよろしくない見方をしてたんですよ。

なので今回は、あの星空のドライブの行先はどこなんだろう?って思いながら観てみました。

アニメでは、『縦横無尽』を表現する為なのか、宮殿を出発して暫くアグラバーの街中を飛び回り、雲を突き抜けた上空を随分と長い時間飛んだ後に、サビの部分で今更アラビアの隣国とも言えるエジプトを通過して、それから極々短時間で中国に辿り着くという、なんだか空間が随分と歪んだ航路を飛ぶ訳ですが。

舞台版の空の旅が辿り着いた場所を改めて観てびっくりしましたですよ。

地球飛び出して宇宙に出てるやないかーーーい!!

まぁ当然皆様お気付きだと思うんですが、背景の月が途中から地球に変わるじゃないですか。

あれってつまり二人が地球を飛び出しちゃったって事でしょ?

あのシーンって流れ星が急に増えてくるシーンで、個人的にも好きなんですが、もちろん月が地球に変わるのは前から知ってるのに、その意味を考えた事なかった!!(笑)

星空の旅行どころか宇宙旅行までしちゃった二人、幾ら魔法の物語とは言え、いいのかこんな事で。

そりゃ『ほら、無事に帰ってこれた』なんて台詞を言うアラジンに、ほんとーに良かったねー無事に帰ってこれて…なんて思う訳ですよ。

そんなワケで今回は、なんかどうでも良いところばっかりツッコミを入れて終わった感じ。

いや、実際はそう言う記事になっちゃっただけだけど。

当面の見納めなのに、しっかり感想が残せないのは悔しいです(棒読み)

さて次回の鑑賞は、自身の四季鑑賞ライフ本当に本当の原点、エルコスの祈りです!

終わった後はお茶漬け。

この記事に、ツッコミどないやねん!のポチっとな。