映画【LIFE!】 | たかびの自己満観劇ブログ

有楽町のTOHO CINEMAS 日劇で【LIFE!】をお一人様してきました。

映画館は先日、アナと雪の女王(吹替版)を観たばかりの日劇スクリーン1。

アナはどこにいったのか?と思いましたが、なんと(字幕版)と一つにまとめられ、同じスクリーン2で交互上映になってました。

アナ人気もそろそろ下降期と読んだのでしょうか?

そう言えば、LIFE!も最近までは日劇の向かいのピカデリーでやってた気がする…こんなにコロコロと上映館が変わるもんなのかね。

そして、当日鑑賞したLIFE!は13:40の回でしたが、当日のLIFE!はこの13:40が最終上映回!
9時台、11時台、13時台の3回上映ってどんだけ前のめりなスケジュールなんだ…(-ω-;)

館内はガラッガラ。
多分15人とかその位しかいなかったんじゃないかなー。まぁ平日昼間だからねー。



んだば雑感(以下、思い切りネタバレさせますので、閲覧注意)


叙事的コメディファンタジー、と言う内容らしいです。

叙事的=ヒューマンドラマ、なのか、コメディ=喜劇、なのか、ファンタジー=空想物語なのか…つまりごちゃ混ぜって意味ですか?って感じでしたが、観てみて納得。


ごちゃ混ぜです(笑)


実在したアメリカのフォト雑誌【LIFE】の顛末(休刊に追い込まれ、のちにWEB展開に切り替えた)を、そっくりそのまま物語の設定に取り入れ、その流れに沿って進んでいく物語の中で、LIFE制作に関わってた一人の男の壮大な冒険活劇?を描く、と言った構成がまず面白かったです。

真面目だけど憧れの同僚女性に声すら掛けられないネガ管理部の男が、時に妄想の世界でかっこいい自分になりつつ、“盟友”のカメラマンが送ってくれた筈なのに何故か存在しない【LIFE最終号表紙用のネガ】を追い求めて、妄想じゃない世界で壮大過ぎる冒険を演じることになる、と言うかなんというか、そんな感じ。

真面目だけど憧れの同僚女性に声すら掛けられないネガ管理部の男、と言う説明(⇒ネガ管理部とネガティブをきっと掛けてるな、と下読みしてみたり)から、どんだけ根暗で冴えない男が主役なのかと思ったら(冒頭は正にそんなイメージ)、実際は寝暗でもなんでもなくてびっくり。

何が憧れの同僚女性に声すら掛けられない、だよ…初っ端から堂々と声掛けてんじゃん、自分から(笑)

飽くまでも『アプローチ出来ない』って意味だったんだろうけど、声すら掛けられないどころか、堂々と話し掛けてて、あれ??って感じでした。

妄想に関しては、平凡なその男が突然、橋桁から飛び降りてスパイダーマンみたいにビルの窓を突き破って侵入して、直後にビルが大爆発する様なアクション映画の様なシーンに突入したり、その憧れの女性との会話中に突然そのままハッピーエンドを迎えちゃうんじゃないかって思う様な展開になったりと、その度に『え?え?はぁぁぁ?』っと思わせる展開の連続。

まぁ、その妄想もだんだん慣れてくるので、あ…妄想モード突入した?と読めるようになる頃には、やや失笑ものになってきますが、妄想モードかと思いきや実際の展開だったりする様な裏切りも幾つもあったり、正に生きるか死ぬかの展開(例えばヘリから目下にいる船の上に飛び降りる様な展開w)の時に、思わぬボケをかましてくれたりと、なんだか忙しい映画です。

そんな忙し過ぎる展開の中に、憧れの女性の家に別の男(元旦那?)がいるのを見て、哀愁漂う後ろ姿になってみたり、その女性といい感じになってみたりと、本当に忙しい映画ですが、最後の最後に発売されたLIFE最終号の表紙(盟友が最後の表紙の為に送ってくれた、所在不明のネガ)に、ちょっとホロリとさせられたり。

いい映画でした。
正に、人生は冒険だ、地図は無いけれど(コンパス・オブ・ユア・ハート)な内容でした。

あ、後から知ったんだけど、これって1947年公開の作品をLIFE誌に置き換えたリメイク作品なんだってね。

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