昨日は、劇団四季【キャッツ】を鑑賞してきました。
今週末で千秋楽となる横浜キャッツ、いよいよmy楽となりました。
2010年12月29日に、初めてキャッツを鑑賞して以来トータル7度目の鑑賞。
初めての鑑賞の時は物語の独自性、台詞が殆どなく歌とダンスに終始するスタイル、また登場する猫の多さに、その【鑑賞の仕方】すらわからず、慌ただしく終わってしまった感じがして、オレにはこの作品の良さは理解出来ないかも知れない…と思っていたのに。
初めての鑑賞の時は、グリザベラとラム・タム・タガーとミストフェリーズしか知らなかった猫も、今では7~8割顔と名前が一致する。
絶対に覚えるのなんて、ましてやあんなに激しく動き回ってる猫を一匹一匹見分けるなんて絶対に無理だって思ってたのに。
最後まで、劇中で名前を合致させる事が出来なかったカーバケッティ、コリコパット、ランパスキャットの三匹は本当にごめんね、という感じ。
(もちろん、後から写真を観れば、あのシーンに出てたな!というのはわかります)
千秋楽が発表になってから、連日完売続きと言われてるキャッツ。当日も入場するのに列が出来る程の混雑。
日本公演通算8343回目。
マンカストラップ、ヴィクトリア、ランペルティーザ。
ディミータ、ラム・タム・タガー、ボンバルリーナ、タントミール、ランペルティーザ、ヴィクトリア。
ジェニエニドッツ。
オールドデュトロノミー。
ヴィクトリア。
ミストフェリーズ、マンカストラップ。
グロールタイガーと5匹のクリュー。
タンブルブルータス(カッサンドラかも?)、ランペルティーザ、スキンブルシャンクス。
ディミータ役で出演していた団こと葉さんのツイートで存在を知った、劇場内唯一の肉球手すり。
キャストボード(PC向け)
キャストボード(携帯向け)
前回鑑賞時からのチェンジは以下の通り。
◆グリザベラ:河村彩さん→早水小夜子さん
早水さんの他、織笠さん、佐渡さん、ほのかさん、河村さんのデビュー公演と、色々なグリザベラを観る事が出来ましたが、やっぱり最後は早水さんで。
◆ジェリーロラム=グリドルボーン:岡村美南さん→秋夢子さん
久し振りの夢子ジェリロ。初めて観た時の金平ジェリロの記憶が全然なく、自分の中でのジェリロのデフォルトは夢子さん。村グロタイと夢子グリドルのデュエットに完全にやられてしまったのももう一年前の話。懐かしいな~。
◆ボンバルリーナ:増本藍さん→相原萌さん
比較的新しいボン。自分的にはあまり納得いかないな。最後は麗子ボンを観たかったな。
◆ヴィクトリア:馬場美根子さん→斉藤美絵子さん
斉藤さんのヴィクは初めて観ました。
◆カッサンドラ:藤岡あやさん→蒼井蘭さん
蒼井さんを拝見するのは、実は初めてキャッツを鑑賞した時のカッサンドラ以来。早水グリザ、ユキンボもそうなんだけど、初めて観た時のキャストで最後にもう一度観れるというのも何だか感慨深いです。
◆オールドデュトロノミー:青井緑平さん→山田充人さん
初見の役者さん。新しいデュト様かな?
◆ラム・タム・タガー:荒川務さん→飯田達郎さん
噂の飯田弟のタガーを最後に観れました。スキンボで観た時に続き、今回も兄弟共演♪
◆スキンブルシャンクス:飯田達郎さん→劉昌明さん
やっぱりスキンボは劉さん♪
◆コリコパット:新庄真一さん→横井漱さん
初見の俳優さんです。
◆ランパスキャット:高城将一さん→永野亮比己さん
このお二人を交互に観てる気がする。
◆カーバケッティ:齊藤太一さん→一色龍次郎さん
初見の俳優さんです。
◆ギルバート:入江航平さん→滝澤虎太郎さん
以前はマンゴジェリーで観てた滝澤さんがギルバートで。
◆マキャヴィティ:安芸雅史さん→川野翔さん
以前はタンブルブルータスだった気が…。
◆タンブルブルータス:岩崎晋也さん→光山優哉さん
光山さんは以前はカーバケッティで。岩崎さんも以前はミストフェリーズだったけど、役だけ入れ替わる人も結構多いみたい。
今回の席は1列43番。S回転最前センターブロック下手通路側席です。ドセンターも取れたんだけど、敢えて通路側で。
キャッツは握手したい猫で席を選ぶ事が多いので、一番前が一番良いとは一概には言えないけど、過去7回の鑑賞で一番良い席です。
S回転最前は初めて座ったけど、もっと客席と舞台の間隔が狭いのかと思ってたら意外と広かったなー。
んだば雑感。
◇オープニング、舞台上に意識を向けていたら、突然足元にタンブルブルータスがグワッと滑り出して来てビビった…。まさか目の前に出入口があるなんて全然気付かなかった…。
◇目の前に滑り出してきたタンブルブルータスに気を取られていて、もう一匹同じブロック内に滑り出してきたんだけど、どの猫か見てる余裕がありませんでした。あの猫は誰だったんだろう…。ちなみに、並びに座ってた女性客が『ひっ!』と声を挙げてたので、よっぽどビックリしたのでしょう(笑)
◇終演後にその穴に手をつっこんでみたら、結構な急斜面になってました。あんな急であんな小さな穴から勢いよく滑り出してくるなんて凄いなー。
◇あ、でも劇場スタッフさんに『企業秘密なので…』と注意されたので、手は突っ込まない方がいいと思います(笑)
◇ジェリクルソングのシーンで、実はグリザベラがしれっと出ている事を最近知ったので、注目して観ていたら…早水さん、一目でそれとわかる貫録ボディ…ボロボロコートを羽織って“グリザベラとして”出てる時とのギャップに驚いた。
◇ジェリクルソングで、ヴィクトリアにガン見された…ヴィクトリアって優しい子猫ってイメージなんだけど、結構鋭い目をしてました。クリっとした目の役者さんがやるとまたイメージ違うんだろうけど、斉藤さん切れ長な目をしてるからね…(^^;
◇ジェリクルソングの最中に靴が落ちてくるシーン、ミストが思い切り目ん玉ひん剥いて靴を凝視してるのが可愛かったなー。でも、もう一度歌えばもう一度落ちてくるんじゃないかって試してみてる事に今回初めて気付きました。
◇猫の名前のシーンではタントミールにガン見されましたが、高倉さんがタントミールの時って何故か毎回タントミールにガン見されてる気がする…笑。原田さんの時は視線があう事すらないのに。
◇ジェニエニドッツ~おばさん猫~のシーン、ネズミ達と踊ってる時にさり気なくジェニがネズミにキスしてる事に気付いた。あれかわいいなー。
◇あと、時々ジェニが『コラー!』って怒ってる事も初めて知った。
◇最前で観てると、あの一列になってグルリと回るシーン、一列に並ぶまでの動きがとてもスムーズで感心させられました。
◇ジェニのナンバーだとジェンガのシーンが凄く耳に残ってるんだけど、それ以上にこの一列になってるシーンの音楽(♪ダッダッダッダダ~、ダッダッダッダダ~ってヤツ…わかるかな?)が凄く耳に残ってます。このナンバーは歌の部分よりも、タップダンスのシーンやこういった間奏部分の方が好きだなー。
◇達郎タガー、タガーにしては幅広な為か、ちょっと胴長短足に見える…笑。実際はそんな事ないんだろうけど、多分タガーの部分だけアスペクト比がおかしな事になってるんだと思います。
◇タガーのナンバーは荒川さんの様な目立ったアレンジ?は無かった気がするなー。田邊さん寄り?
◇今回タガーにさらわれた女の子、照れ笑いも無くやけに堂々としてた様に感じたなー。達郎タガーと優雅に社交ダンスを楽しんだ様です。
◇バストファーさん、これまた今回初めて知ったんだけど、スプーンでゴルフをするシーン…バストファーさんはあたかもボールが遠くまで飛んで行った様なジェスチャーをしてたけど、あれ実は空振ってたんだね…(^-^;
周りにいた猫たちが透明のボールを拾って、これどうする?どっか投げちゃえ!ってやってました。
やっぱり最前で観ると、後ろからでは気付かない発見が随分とあります。
◇朴ジェリロが、某四季仲間さん達に『○○ら』と呼ばれていたのも、朴さんがアイーダとして定着した今では懐かしい話に感じますが、ジェリロ前はリフトの事を考えて食事制限してるらしい夢子さんですら、リフトするの大変なのに、そう言った気遣いを一切してないらしい朴ジェリロの時はリフトしてる人が可哀想だよねー…なんて四季仲間さんが話してたのを思い出したけど、そのリフトのシーンがどのシーンの事を言ってるのか今回初めてわかりました。ありゃ大変だわ…(^^;
◇朴ジェリロが、某四季仲間さん達に『○○ら』と呼ばれていたのも、朴さんがアイーダとして定着した今では懐かしい話に感じますが、ジェリロ前はリフトの事を考えて食事制限してるらしい夢子さんですら、リフトするの大変なのに、そう言った気遣いを一切してないらしい朴ジェリロの時はリフトしてる人が可哀想だよねー…なんて四季仲間さんが話してたのを思い出したけど、そのリフトのシーンがどのシーンの事を言ってるのか今回初めてわかりました。ありゃ大変だわ…(^^;
◇舞踏会で踊ってる最中、今度はカーバケッティにガン見された…今回は色々な猫と目があうなぁ…。
◇あと、後方でタンブルブルータスとカッサンドラが優雅にペアダンスを踊ってる時に間近に座ってた猫の中で、ミストフェリーズだけ妙に息苦しそうで肩で大きく息をしてたのが気になった。
◇一幕ラストの、グリザが一人で踊ろうとしてるけど満足に踊れないシーンは切なさを感じます。
◇二幕でジェミマ?と頭を絡めてスリスリしてる猫は誰?あのシーン可愛くて大好きなんだけど。
◇ライオンキングやキャッツは、ああいう動物の動作が身に付くまで時間がかかるから、簡単に新キャストをデビューさせる事が出来ずにキャストが役に縛られちゃうんだってね。
◇今回最前で楽しみだったポイントの一つに、グロタイを目前に観れるというのがありましたが、近くで観ると、グリドルボーンって意外と面白い表情をしてるんだね~、グロールタイガーってよっぽど体臭キツいんだろうなーってのは前々からジェスチャーでわかってたけど、顔の表情を
間近に見て、よりリアルに伝わってきた(笑)
◇あと、グリドルが幾ら尻尾を振って誘惑しても、全く眼中に入らないくらいに自分の歌に酔っちゃってる?グロタイが、グリドルの尻尾を踏む位シーン…まるで漫画に描いたかの様な『んぎゃーーー!』って顔をしてたのが面白かったなー。
◇あと、グリドルが幾ら尻尾を振って誘惑しても、全く眼中に入らないくらいに自分の歌に酔っちゃってる?グロタイが、グリドルの尻尾を踏む位シーン…まるで漫画に描いたかの様な『んぎゃーーー!』って顔をしてたのが面白かったなー。
◇♪キエーラ♪ミアモーレ♪ソノーーークイーーーーーってヤツ。あれって和訳すると『そこにいるのは(ソノクイ)誰?(キエラ)』『あなたの恋人です(ミアモーレ)』ってなるんだねー。
◇スキンブルシャンクスは今回は汽車の真正面。全然汽車に見えなくて残念でした。
◇でも汽車の先頭で大きな熊手みたいなのを持って座ってるバブちゃんが本当に楽しそうに歌ってるのを間近に観れたので良しとします。
◇席の真横にあるスロープに四角い点検口みたいなのがあるのに、割とすぐに気付いて、これは何だろう?と思ってたら、後半になってそこからマキャヴィティが出てきました(笑)
多分、客席の中に出てくるマキャヴィティも、後から見たらそこに同じ入口があるんだろうな。
多分、客席の中に出てくるマキャヴィティも、後から見たらそこに同じ入口があるんだろうな。
◇マキャヴィティと言えば、マキャファイトのナンバーが格好良くて好きです。
◇最前だと目の前はもちろんゴミの山なんだけど、そのゴミの山に上手くミストフェリーズのマジックの種が仕掛けられてるんだねー。目の前に、噴きだすスモークの噴出口と、ドラム缶が宙を舞う発射台がありました…(笑)
でも実際にマジックのシーンで使われるまで、それがそれとは気付かなくて、本当にうまくゴミの中に同化させてあるのが凄い。
◇ミストフェリーズのシーンでは、ミストの連続ターンを間近に見て、改めてその凄さを再認識。
◇また、ミストのマジックでポンっと火がついて煙が出た跡を、他の猫たちが恐る恐る近付いて覗き込んでるのが可愛かったなぁ。
◇さらわれたデュト様をミストのマジックで取り戻すシーン…ボンバルリーナを犠牲に?して赤い布を被った物体が動きまわり、赤い布の上で何やらマジックをする様な手の仕草をしたミスト…さっと布を取り除くとそこには!…のシーンで、ミストが布を掴み損ねて腕だけ大振りしてしまうミステイク(笑)慌てて布を持ち直して無事マジックが成功しましたとさ…(笑)
◇デュト様もボンも無事に戻り、マンカストラップのモノローグの後に現れるグリザ。当然みんな威嚇に掛かるんだけど、一幕のジェリクル舞踏会の時は威嚇されると逃げ腰になってたグリザが、このシーンではマンカスに立ちはだかられても全然態度を変えてない事に初めて気付いた。やっぱり遠くの席からでは見えない事も幾つもあるんだね。
◇早水さんのメモリーは、やっぱり別格だと改めて思った。♪おね~がい~…の時につま先から全身にゾゾゾゾっと鳥肌が立つのを感じました。
◇猫にご挨拶のシーン、何故かミストファリーズだけ顔面びっしょり、顎から滴り落ちる汗…。松島さんは汗っかきらしいけど、こりゃ相当だな…。
◇猫にご挨拶では、左斜め前の一番近くに夢子ジェリロ、その隣のド正面に五所バブ。好きな女優さん二人が直ぐ近くに居て嬉しかったんだけど、バブの後ろで斎藤マンゴがずっとこっちを見てるので、夢子ジェリロと五所バブをガン見したかったけど、なんか気が憚られて斎藤マンゴばかり見てしまった…ああ後悔。
◇カテコはやっぱりグリザに注目(理由は過去記事参照)早水さん、体型からは想像出来ない(失礼…)くらい綺麗に脚が上がるよね。
◇特に、先日の美女と野獣のリハ見の時に、四季を受けた理由がオーディジョンにダンス試験がなかったからと言っていた早水さんなだけに…(笑)
◇最前で観てて気づいた事がもう一つ…カテコの時にガスはどこにいるんだろうと思ってたら、ガスの時のボロボロの衣装を脱いで全身肌色(怪しい…)の衣装でさり気なく混ざってた。なんか、全身肌色の衣装の時は頭とのバランスが悪くて凄い違和感…。
◇ラストの握手は早水グリザ。グリザの握手相手のトップバッターを頂きました♪
◇オレはキャッツの鑑賞自体横浜が初めてなんだけど、一番最初に握手したのが早水グリザ、そして今回一番最後に握手したのも早水グリザでした。
◇他もこれまでの公演で、岩崎ミスト、釉佳之ジェニ、朴ジェリロ、米田デュト様、相原ボンと握手したけど、早水グリザとの握手に始まり、早水グリザとの握手で終わる横浜キャッツ。ある意味良い形で締め括れたんじゃないかなと。
◇カテコは5回終了後に、公演終了のアナウンスが流れるもお客さんは席を立たずに増々拍手が大きくなり、ついにカテコのアンコールに突入!もうこれはスタオベになりますよね。
◇7回目はマンカストラップが尻尾を踏んだのか、滑って転びそうに…(笑)
◇8回目は、帰ろうとするグリザをマンカとミストが引き止め、そして促されたグリザがもう一度お一人様カテコ(笑)
◇照明が消え、めちゃくちゃハイテンションなタガーがステージ上を走り回り、客席の盛り上がりは最高潮に!どうやら締めは達郎タガーが務める様です。
◇最後に尻尾だけ出してバイバイ♪ってやったのが可愛かったなー。
あーーー、ついに終わっちゃったなーキャッツ。
観終わってみると、もっと観たかったという気分になります。
他の四季劇場とは違い、劇場そのものが見納めになってしまう、キヤノンキャッツシアターの諸々を。
さて、次回の四季鑑賞は今月28日、ウェストサイド物語です。
この記事に拍手小さじ一杯。
←自作。