武蔵小杉駅(南武線)のスタンプ | 気まぐれ 駅スタンプ紀行

気まぐれ 駅スタンプ紀行

全国の駅に設置されている「駅スタンプ」。

一つ一つのデザインに個性があり、奥行の深さに魅了され、いつの間にか駅を訪ねるたびに
駅スタンプを押印する収集癖がついてしまいました。

これまで私が旅行や出張で立ち寄った駅で集めた駅スタンプたちをご紹介します。

武蔵小杉駅 ~京浜伏見稲荷神社~

武蔵小杉駅は、1927年(昭和2年)11月に南武鉄道のグラウンド前停留場として開業しました。近くに第一生命や横浜正金銀行のグラウンドがあったことが由来です。
1944年(昭和19年)の戦時買収による南武鉄道国有化と同時に、現在の中原区役所付近にあり駅間距離が短かった武蔵小杉停留場と統合し、駅に昇格して武蔵小杉駅となりました。
1926年(大正15年)2月には東京横浜電鉄の丸子多摩川-神奈川間が開通していましたが、新丸子-元住吉間に駅は設けられず、翌年開業した南武鉄道とは立体交差をしていました。
しかし昭和10年代になると、南武・東横線が交差する南側に大工場が進出し、1939年(昭和14年)12月、通勤の便を図るために東横線に工業都市という駅が開設されます。
その後、戦時中の1945年(昭和20年)6月に南武線との交差地点に東横線の武蔵小杉駅が仮設ホームで開業、1953年(昭和28年)に工業都市駅を統合して現在の武蔵小杉駅の姿となりました。
1980年(昭和55年)には貨物線であった品鶴線が旅客化され、横須賀線の電車が走りはじめます。当初は横須賀線に武蔵小杉駅は設けられませんでしたが、2010年(平成22年)に横須賀線にホームが設置され現在に至っています。

駅スタンプには京浜伏見稲荷神社が描かれています。
この神社は戦後の1951年(昭和26年)に京都の伏見稲荷大社を勧請して創建され、108体の神狐像で有名な神社です。スタンプに描かれた神獣も赤い前掛けをつけた狐のようです。

 

 

武蔵小杉駅の前身とも言える東横線の工業都市駅は、東急の田園都市と対をなすネーミングですが、工場が集結していたこの地域を表していた駅名だと思います。現在では武蔵小杉駅の周りには高層マンションが建ち、特に横須賀線の駅ができてからは、都心へのアクセスの利便性から人口が急増、ラッシュ時には駅の入場規制をするほど大混雑をする駅となりました。

現在はコロナ禍の影響もあってかつてほどではないようですが、横須賀線下り線には新設ホームの工事が行われ、さらに改良が加えられるようです。

この十数年で風景が大きく変わった街の駅だと思います。

 

 

このスタンプは2018年4月7日に押印しました。

 

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